西洋美術の歴史において、彫刻から絵画の時代になっていったのが、14世紀に始まったルネサンス時代。絵画は、ある一定のメッセージを「伝える」という目的があった。しかも画家自身が個人的な世界観を表現するようになったのは19世紀半ば以降だという。そして「歴史的および社会的な要素が、造形的に表現されているのが西洋美術です。描かれている作品世界を『見る』だけでなく『読む』ことによって目からうろこが落ちるように鮮明に絵画鑑賞ができるようになる」と指摘する。
レンブラントの「夜警」「ヤン・シックスの肖像」、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」、ムンクの「叫び」、ドガの「アブサン」「舞台上のバレエの稽古」、ダ・ヴィンチの「モナリザ」、ゴッホの「アルルの寝室」「星月夜」、ゴーギャンの「かぐわしき大地」「未開の物語」、ベラスケスの「フェリペ4世の肖像」、マネの「皇帝マキシミリアンの処刑」、アングルの「グランド・オダリスク」、ルノワールの「洗濯女」、ミレーの「死と樵」「落穂拾い」、ミケランジェロの「アダムの創造」・・・・・・。
木村さんは「感性だけで鑑賞することは非常にもったいない」といっている。
「日中韓観光交流の新時代へ」――。4月12日、日中韓3か国の観光大臣会合を東京で開催しました。実に4年ぶりのことであり、深い具体的な議論が交わされ、意義ある会合となりました。
中国からは李金早(リ・キンソウ)国家旅游局長、韓国からは金鍾徳(キム・ジョンドク)文化体育観光部長官に出席をいただきました。また、3か国の地方政府(自治体)代表や旅行関係者多数も参加しました。
昨年、世界各国から日本を訪れた外国人は過去最高の1341万人。この2年間で500万人の増加となりました。中国からの訪日旅行者は241万人、韓国からは276万人、両国からは500万人を超え、日中韓3か国の相互交流は2047万人にのぼります。
会合ではさらなる拡大をめざし、「三か国間の人的交流の拡大(2020年までに3000万人)」「欧米など三か国以外からの旅行者の増加(ビジット・イースト・アジア・キャンペーンの共同実施)」「観光交流の質の向上(生活習慣などの違いに起因するトラブルや旅行者の安全の確保)」などを議論。共同声明をとりまとめ、発表しました。
会合前日の11日夜には、日中、日韓のバイ会談を行いました。