王敏さんの「<意>の文化と<情の文化>」「ほんとうは日本に憧れる中国人――『反日感情』の深層分析」など、日中の比較文化研究はきわめて良い。日中とも人々には同文同種の思い込みがある。姿も容貌も似ているうえ、漢字や儒教の教養も互いにあると思い込む。2000年の交流の歴史もあるが、王敏さんは「文化の相違に関する鈍感」「それがズレとなる」とし、「異文化として認め合う基本の欠落を埋めよ」という。
日本は1年 ぶりで会った時でも、お世話になったことを感謝する言葉を添えるのが挨拶の基本だが、中国の感謝はその時、その場で行うものであり、後日会った時は謝意は 言わない。繰り返しての感謝は水臭い、親しいからこそ再三の感謝は避ける。しかし、お詫びの言葉は繰り返すことが多い。「前事不忘」の意味はそうしたこと だと、指摘する。
「美 の感性優先の思考」「原理原則のない感性の世界」「無思想、無哲学の国」――そうした真似る日本。「鉄面皮の中国と変節する日本」「西洋化へ雪崩れる、変 わり身のすばやい日本、西洋化を恥とし、敵視した中国」「阿倍仲麻呂に見る望郷・ふるさと(景色・山河)、ふるさとに執着しない中国人(中国人がふるさと で想起するのは人、家族)」「愛国心の差異」――など、丹念に描いている。
太田あきひろです。
東日本大震災の復旧・復興、福島原発問題、そして円高と株安連鎖、電力不足......。緊急課題が山積し、スピードある政治対応が不可欠です。菅民主党政権は「遅い、にぶい、心がない」状況ですが、進めなければ日本も国民生活も沈没します。決まらない政治を決めさせるよう頑張ります。
首都直下型地震への備えもこの夏の課題。東京の場合は、津波というよりも「建物の倒壊と火災」への備えがより大切です。
今日9日、隣接する板橋区加賀中を北・板橋両区の区議さんと視察。ここは、深井戸からくみ上げる飲める地下水の施設、医薬品の備蓄など、地域のために防災対策を充実させています。避難場所から備蓄品に至るまで、全ての面で、地域の防災強化に頑張ります。
戦後の混乱期に「野球」の夢を追いかけた人たちの物語。日本リーグを立ち上げ、「日本ワールドシリーズ」の開催を考えた藤倉、そしてかつての下手投げ名
投手・矢尾、米国のニグロリーグの大スター・ギブソンとペイジ。日米の戦争のなかで、野球があるゆえの人種を越えた友情。黒人として初の大リーガー、
ジャッキー・ロビンソンのドジャースでのデビュー。
辛亥革命(1911年)から100年。「君は兵を挙げたまえ。我は財を挙げて支援す」――梅屋庄吉が孫文を生涯、支援した資金は、今でいえばなんと1兆円
とも2兆円とも。辛亥革命後のクーデターで失脚して亡命した孫文と宋慶齢の結婚式も、新宿区百人町の梅屋庄吉の広大な邸宅で行われる。
時は1500年台前半。北条氏の風摩小太郎、扇谷上杉氏の曽我冬之助。武田氏の山本勘助――この三人が関東の支配権をめぐって鬼神のごとき死闘を繰り広げ
るが、本書はその助走。主人公は早雲庵宗瑞(後の北条早雲)が見出した逸材・小太郎。「人材は見つけるもの」といわれるが、息子・氏綱の子である千代丸の
代になっての軍配者として小太郎を育てる。20年、30年後のことを考えてだ。
