思索頭脳というものがあるように私は思う。本を読み、哲学・思想にふれていると頭脳に幅と奥行きとうるおいが生まれてくる、そうした頭脳の状態だ。
木田元さんの「現象学」を読んだのは、これが1970年に出版されたわけだからもう30数年前のことになる。大学在学中か就職したばかりの頃だ。
ランボオ、ドストエフスキー、キルケゴール、そして、木田元さんの迫ったハイデガー、メルロ・ポンティ。近代理性主義の限界を見て、それらを読み、解き、思索する人々が世界に一気に出た。日本も。
木田さんは、読書の師匠は小林秀雄に限られなかったと「あのころは、文学のいい師匠さんが大勢いた」と淡々と語っているが、再びまた「その総元締のような感じだったのが小林秀雄であった」と語っている。小林秀雄の思索の強靭さ、深さは、私自身感じ入り、著作だけではわからないと、肉声のテープを手に入れて何度も聞いてきた。何ともいえない落ち着いた心を得たものだ。「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。涙の裡に玩弄するには美しすぎる」という言葉などは思索における華麗で切れ味ある匠の技だ。
しかし、それにしても木田元さんの哲学への踏み込みにもすごみがある。
太田あきひろです。
来年度の予算、税制の政府案が閣議決定されました。麻生総理が今日、11時から会見しました。
第一次補正、第二次補正、そして本予算の3段ロケットで景気対策に全力をあげるということ。中小企業への緊急保証、中小企業減税、建設業への資金調達、生活支援と消費を下支えする定額給付金、出産育児一次金の拡充や妊婦健診の14回無料化、住宅ローン減税や自動車減税、雇用維持と雇用創出と住宅・生活支援、医療・介護への支援、環境対策――など、総理がパネルを使って説明したことは、いずれも公明党が強く要請したことで、これが実現しています。
太田あきひろです。
年末・年始、とにかく「中小企業を守る」「雇用を守る」ことに全力をあげています。大分をはじめとして、地方自治体が緊急雇用対策、居住安定確保対策に独自の取り組みを開始しています。
私は、その地方自治体への国の支援を要請、総務省から地方への支援策がこの一週間、次々と打ち出されています。更に頑張ります。
太田あきひろです。
昨日(日曜日)、午前中に雨が降り、冷たい風の吹く一日でした。
しかし、街には元気を出そうとの頑張りがあります。各町会での餅つき大会が元気に行われ、多くのご家族が集いあいました。
夕方にはイルミネーションの点灯式などがあり、私の住む北区滝野川では年賀提灯の点灯式が行われました。経済不安のなか、何とか元気を出そうという結束の姿です。
今、忘年会たけなわですが、土曜日には地元の幼稚園の音楽会があり、子ども達の見事な演奏(米米クラブの浪漫飛行など)で感動しました。相当の練習をしてきたのか、指揮をとる先生が涙を流している姿をみて、会場にまた感動をよんでいました。