活動ニュースNEWS
荒川を地域の憩いの場に
公明党の太田昭宏全国議員団会議議長と岡本みつなり衆院議員らは24日、東京都板橋区新河岸を訪れ、国土交通省と同区が連携して防災対策と地域活性化に取り組む「板橋区かわまちづくり」計画の現地を視察。これは岡本氏が推進してきたもの。
同計画では、新河岸陸上競技場と荒川の堤防を連絡通路で結び、災害時の避難経路を確保。一方、河川敷にプロムナード(遊歩道)を整備し、オープンカフェやキッチンカーなど民間事業者による利活用を促進することで、地域のにぎわい創出をめざす。来年度から具体的な設計を開始する。
岡本氏は「国と自治体、地域住民が一体となって進める画期的な取り組みだ。地域の人が集う憩いの場にしていきたい」と語った。
地域の安全・安心へ全力
斉藤副代表が献花
広島土砂災害7年
77人が亡くなった2014年8月の「広島土砂災害」から7年を迎えた20日、公明党の斉藤てつお副代表は、広島市安佐南区八木で行われた住民主催の献花式に参列し、犠牲者の冥福を祈った。栗原俊二県議、碓氷芳雄、川本和弘の両市議が参加した。
献花式では、参列者全員で黙とうした後、地元自治会長の村岡平吉さんがあいさつ。「災害はいつどこで起こるか分からない。自分の命は自分で守り、人と人との絆をこれまで以上に深めて、未来へ語り伝えていきたい」と述べた。
来賓あいさつに立った斉藤副代表は、今月の大雨で砂防ダムにたまった土砂を速やかに撤去するよう国に働き掛けたと報告。「土砂災害から命を守り、安全・安心な地域をつくるために全力で取り組む」と語った。
各地で終戦記念日街頭
木材の利用促進
民間建築物に対象拡大
脱炭素社会の実現に貢献
改正法、10月施行
脱炭素社会の実現に向けて、森林の循環を進めるために木材の積極的な利用を促す改正公共建築物等木材利用促進法(議員立法)が先の通常国会で成立し、10月1日に施行される。公明党が推進してきた。
改正法では、法律の目的に「脱炭素社会の実現」への貢献を明記。樹齢の若い木は、より多くの二酸化炭素(CO2)を吸収する。木材利用を促進し伐採と造林の安定的な循環につなげることで、森林のCO2吸収作用を高める狙いがある。
一方、改正法では、木材利用を促す対象について、従来の公共施設だけでなく民間建築物にも拡大する。その上で、国や自治体と、建設会社や工務店など事業者との間で木材利用を進めるための協定制度を創設し、事業者に対し財政支援を含む必要な措置を講じる。
公明党は、戦後に植林された国内の森林資源が本格的な利用期に入っていることや、木質耐火部材や低コスト・短工期での建設を可能にする工法の開発が進み、民間建築物への木材利用に対する機運が高まっていることに注目。また、世界的に木材の価格が短期間に高騰したり、貿易量が減ったりする「ウッドショック」への対応も求められていることなどから、法改正に向け、党農林水産部会の、いなつ久部会長(衆院議員)を中心に成立を後押ししてきた。
同法案を推進するにあたり、今年3月、太田昭宏全国議員団会議議長は、東京・銀座で建設が進められている日本初の2時間耐火で地上12階建ての木造商業施設を、稲津久衆院議員(農林水産部会長)、岡本三成衆院議員(国土交通部会長)とともに視察していた。
東京五輪 閉幕
日本のメダル 最多58個
第32回夏季オリンピック東京大会は8日夜、東京・国立競技場で午後8時から閉会式が行われ、閉幕した。新型コロナウイルスの影響で史上初めて1年延期された大会は17日間の会期が終了した。
東京開催は1964年大会以来57年ぶり。北朝鮮を除く205の国・地域(ロシア選手は個人資格)と難民選手団の選手約1万1000人が参加。史上最多33競技339種目が争われた。
ホスト国の日本は史上最多だった前回リオデジャネイロ五輪の41個を上回るメダル58個(金27、銀14、銅17)。金メダル数は「30個」の目標に届かなかったが、64年東京、2004年アテネでの最多16個を更新した。金メダル数では米国、中国に次ぐ3位だった。
前半の柔道で勢いをつけた。男子73キロ級で2連覇の大野将平(旭化成)のほか、男子66キロ級の阿部一二三(ひふみ)(パーク24)、妹で女子52キロ級の詩(うた)(日体大)らが史上最多9個の金。レスリングでも女子で57キロの川井梨紗子、62kg級の友香子(ともにジャパンビバレッジ)の姉妹らが計5個と金を量産した。
体操は男子の橋本大輝(順大)が個人総合と種目別鉄棒を制し、競泳では大橋悠依(イトマン東進)が女子個人メドレー2冠に輝いた。開催都市提案で初採用されたスケートボードは三つの金を含む計5個のメダル。女子ストリートで13歳の西矢椛(もみじ)(ムラサキスポーツ)が日本勢最年少金メダリストとなるなど、新世代が新風を吹き込んだ。
競技はほぼ予定通りに実施されたが、コロナと暑さの影響が運営に表れた。コロナ禍で、ほとんどの会場が無観客の開催となった。3年後の次回24年五輪は、100年ぶりの開催となるフランスのパリで。閉会式では、次回開催都市にオリンピック旗を引き継ぐ「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー」が行われ、小池百合子東京都知事から国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長へ、そしてパリのアンヌ・イダルゴ市長に手渡される。
パラリンピック東京大会は24日に開幕し、9月5日まで障がい者スポーツの戦いが繰り広げられる。