7月7日、早朝より熊本県に行きました。昨年7月11日から14日まで降り続いた九州北部豪雨は熊本、大分、福岡県に甚大な被害をもたらしましたが、それから約1年――。
豪雨によって大崩落を起こして熊本・大分を分断した滝室坂を視察(写真)。蒲島郁夫知事や佐藤義興阿蘇市長から状況を聞きました。今年に入って、その深刻な実情を何度も知事からも聞いていただけに、今年度、「滝室坂を本格的トンネルとして事業着手」を決めたので、大変安心していただきました。最近の尋常でない雨の降り方からいって、阿蘇の外輪山は地形が形成された過程もあり、あちこちで土砂崩れがあり、大水害発生が懸念されます。防災・減災はきわめて緊急で重要。防災・減災、老朽化対策、メンテナンス、耐震化、命を守る公共事業に力を注ぎます。
夕刻から公明党参議院比例代表・かわの義博さんの街頭遊説に駆けつけました。若くて剣道6段のスポーツマン、銀行そして商社で世界を駆け回ったやる気満々の人。共に必死の訴えをしました。
〈きょうの一言〉
日本は本当に脆弱国土――。不知火海の塩害で悩んだ熊本の農業者が、津波に襲われた東北海岸の稲や"塩トマト"の作付けを手伝ったり、技術提供をしたという。助け合う日本。
参院選3日目の7月6日(土)、神奈川県選挙区・佐々木さやかさん応援のために政令指定都市・相模原市に入りました。
まずは加山俊夫市長と懇談、要請を受けました。
この相模原市――約60年前の市制発足時8万人であった人口が今や72万人。隣接の町田市をあわせると100万人をはるかに越える大都市群。しかも相模湖をはじめとする水の宝庫。神奈川県全体の水の要衝で、潤水都市・相模原だ。加えて圏央道がいよいよ完成間近で、海老名(東名)、相模原、八王子(中央道)、鶴ヶ島(関越道)、久喜白岡(東北道)、つくば(常磐道)、成田、東金、アクアラインがぐるりと結ばれることになり、周辺の工場立地がかなりの勢いで始まっています。ロボットの研究拠点あり、さらにはリニア中央新幹線が相模原市橋本駅に計画され、それに伴う渋滞解消などの国家的プロジェクトが山積みです。関東全域の防災拠点づくりもあります。最も日本で勢いのある都市に大変貌していくことになり、国との連携がきわめて重要と自覚しました。
さて街頭演説、今年最高に暑い日でしたが、夜の街頭では陽は落ち、風がさわやかに吹き、まさに「佐々木さやか」のさわやかさでした。ものすごい佐々木さんへの期待。「若者の代表」「働く女性の代表」「東北人の粘りと忍耐と命のまっすぐさのある若き弁護士」「私(太田)の所にも現場で聞いた声を届けてくれる人」――とてもいいです。3日目あたりは疲れが出るのが普通なのにガンガンマイクで訴える。いいです。
激戦の神奈川選挙区、何としても何としてもとの思いです。
〈きょうの一言〉
公明党の候補者はいずれも若いし、本当に優秀ぞろい。参院を変える群像、ここに集う。
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参議院選挙2日目の7月5日、公明党公認・比例代表の平木だいさくさん応援のため、山梨県を駆け回りました。
世界遺産となった富士山が顔をのぞかせる中での街頭演説。観光や農産品、地場産業、そして新たな工業立地など勢いのある県です。
昨年末の笹子トンネル天井板崩落という重大な事故があっただけに、地元と連携をとりながら早期復旧に努力してきました。全国的に公共事業のなかで、防災・減災、老朽化対策、メンテナンス、耐震化などが大切なことを訴えるとともに、公明党の庶民の側からの政策立案と行動力が重要なことを述べました。
平木だいさくさんは米大手銀行シティバンクで国際金融を肌身で感じ、経営コンサルタントとして、世界40カ国の現場を回ってきた国際感覚の優れた企業再生の若きスペシャリストです。
私は「国家を経営する」という経営感覚が日本の政治には重要と述べました。
今日は神奈川選挙区・佐々木さやかさんの応援です。
今日7月4日、いよいよ参議院選挙が始まりました。21日投票をめざしての舌戦です。私は、神奈川選挙区 佐々木さやか の第一声演説、そして、午後には埼玉に行き、矢倉かつおの初日演説に駆けつけました。
今回の参議院選挙は、半年間の自公政権・安倍政権の政策・実績を問うと共に、参議院における"ねじれ"を無くし、日本再建のために「やり抜く政治」を実現する選挙戦です。
私は、「今年こそ、長らく円高・デフレに苦しみ、人の心にまで沈滞するデフレマインドを克服し、なにがなんでも日本再建をしなければならない。経済の再建、東北の復興、防災・減災等の危機管理の三つの柱を断じて前進させる。日本再建の最後のチャンスは今だ。自公政権のなかで『一人を大切に』『「小さな声を聴く力」『現場から政策を考える』――公明党の役割は極めて大きい。優秀な候補者を擁立し、なんとしても勝利したい」と訴えました。
頑張ります。
「長生きを心から喜べる社会へ」と副題にある。
「人生100年社会」が来た。日本は男性片働き、男性世帯主モデルに固執し続け(それが成功体験になってしまってきた)、それが税制をはじめとして型をつくってきたが、男女とも税金を払って国を支える雇用の国、福祉の国、男女平等の国に切り替えないと超高齢社会は乗り越えられない。「遠くの親戚より近くの他人に切り替える」「在宅死できるよう(グループホームのような特別住宅も含む)切り替える」「出産退職、M字型を男女平等、持続可能な社会に切り替える」「ケアを加えたワーク・ライフ・ケア・バランス社会に切り替える」「大介護時代は総力戦、全員参加で挑む」「老老親子世帯、老親と独身の子世帯、男性介護者の増加、高齢者虐待の加害者第1位は息子、団塊の世代に起こる同時多発介護、などの変化を直視する」――。
そうした現状を語りつつ、樋口さんは、希望の動きが各地域で生まれている。全ての人が人生のどこかにケアを組み込む、介護を人々と分かち合い、「ながら」介護でいこう。全てを介護のために諦めなくてすむ社会への取り組みを始めようと呼びかけている。
