20121105竹ノ塚_1.JPGうれしい起工式となりました。秋晴れの11月4日、足立区において、東武伊勢崎線(竹ノ塚駅付近)連続立体交差事業の起工式が参加者の喜びのなかで行われました。足立区、地元地域の方々、国会、都議会、区議会の熱意が実ったものです。いよいよ悲願であった工事に着手することになります。

この竹ノ塚の踏切は、竹ノ塚の東西を分断するだけでなく、ピーク時で1時間のうち58分が遮断される"開かずの踏切"。2005年3月15日、4人の歩行者が死傷する痛ましい事故が発生しました。私は翌16日には国会の衆院内閣委員会で対応を要請、夕方の事故発生同時刻に現場を視察、動きをただちに開始しました。足立区では同年4月に足立区議会鉄道高架化促進議員連盟、9月には竹ノ塚付近鉄道高架化促進連絡協議会が次々と結成され、約22万もの鉄道高架化早期実現を求める署名を集めるなど、課題克服に向けた運動が加速されました。

当時の北側国交大臣、続く冬柴国交大臣、金子国交大臣はじめとする国への要請には私自身常に働きかけを行なってきました。2006年4月の「連続立体交差事業の採択要件の緩和」、2007年4月の「連続立体交差事業の着工準備の採択」は大きな起点となるものでした。何度も何度も国交省と打ち合わせをしてきましたが、7年という異例のスピード、都内初の区施工という形で工事着工の日が迎えられたことはうれしいことです。足立区、地元住民、関係者の方々の並々ならぬ熱意とご協力の賜物です。心から感謝です。

20121105竹ノ塚_2.JPG事業は、最多箇所で8本ある線路を順番に高架化するという難工事。しかも昼間の列車を止めることなく行う行事であることなど、約10年を要することになりますが、安全第一で、また「線路工事が一本完了するたび、踏切の閉まっている時間が短くなる」(担当者)という喜びも加えて行われます。

さらにこの鉄道高架化にとどまらず、足立区の北の玄関口「竹ノ塚」周辺の街づくりをも視野にいれて行われます。足立区は大学が次々誘致されたり、鉄道網が拡充されたり、学校給食日本一のモデルとなったり、若者雇用へのキメ細かな対策が行われたりと、発展していますが、私はさらに頑張っていく決意です。


20121102禁断の魔術.jpgガリレオシリーズ第8巻。「透視す(みとおす)」「曲球る(まがる)」「念波る(おくる)」「猛射つ(うつ)」の短編4つ。

刑事・草薙と天才物理学者・湯川が謎を解くが、それぞれ現実の世界で騙されやすい人間心理や絆、愛情等が巧みに描かれる。ハードでありながら温かい東野ワールドが展開される。

「猛射つ」では湯川が謎を解く冷静な男ではなく、「湯川が殺人を?」という側で登場する。「曲球る」はプロ野球の現役投手を想起してしまったが、とてもいい話。

本書の最後に、湯川はニューヨークに行き「しばらく戻らない」と言うが、草薙は「またすぐに会えるような気がした」と結ばれている。


20121030サイバー・テロ  日米VS.中国.jpgアメリカのワシントンDCに国際スパイ博物館があり、オバマ大統領の演説が引用されている。「テロ行為は、自殺ベストを着たほんの少しの過激派からだけではなく、コンピュータのボードをほんの数回叩くことからもやってくる。これは大量破壊兵器だ」――。

アメリカの「四年毎の国防計画の見直し(QDR)」は、陸、海、空、宇宙に続いて、サイバースペースは第五の戦闘空間になっているとし、宇宙とサイバースペースは「グローバル・コモンズ」であり、それを守らなくてはならないと提言されているという。

しかし、土屋さんは陸などの4つは「自然空間」だが、サイバースペースは「人工空間」であり、情報通信端末、情報通信ネットワーク、記憶装置が相互に接続されているに過ぎず、それぞれには所有者がおり、実はきわめて脆弱な基盤に立脚していると指摘している。

2007年のエストニアへのサイバー攻撃、同年、イスラエルがシリアの防空網を電子的に不能にした後に砂漠の中の秘密設備を爆撃したと思われる事件、2007年7月の米韓への攻撃、2011年にイランが米最新鋭ステルス無人機を撃墜(不時着)させたといわれる事件、そして日本の昨年の衆議院のサーバーに不正侵入が行われてパスワードが盗まれた事件。今年の7月、財務省のコンピュータ約120台が長期にウイルスに感染したことや、昨今の「犯行予告メール」事件・・・・・・。不安を煽ることは良いことではないが、さまざまな規模で"サイバー戦争"が行われる潜在的な脅威を看過することができない。

サイバーセキュリティ(情報セキュリティ)は国際的重要課題となっているし、重要インフラの情報セキュリティ対策の加速、司令塔NISCとインテリジェンス機関の役割拡大は急務だ。


スポーツの秋たけなわ。28日(日)も、「柔道」「野球」など各種大会だけでなく、「荒川の水辺ウォーク」「乗馬」など、多くの人がスポーツを楽しむ一日となりました。

20121029_1.JPG環境展や清掃工場の内部を多くの人に見ていただくクリーンフェスティバルなども行われ、自然や循環型社会の大切さを学ぶイベントも行われました。
自然の中での環境の秋、文化の秋、そして読書の秋です。

20121029_2.JPG27日から読書週間が始まっています。私にとって読書は生命を充実させる読書"習慣"でもあります。学校での朝の「10分間読書運動」「読み聞かせ運動」「ブックスタート運動」「早寝 早起き 朝ごはん運動」「魅力ある図書館づくり」――などに私も党も取り組んできました。

今年は積極的に文化ホールが使えるよう「劇場法」が成立。また11月1日を「古典の日」とする法律が成立しました。源氏物語を著した紫式部の「紫式部日記」で源氏物語に関する記述が初めて登場するのが、1008年11月1日。約1000年前です。しかも今年は古事記編纂から1300年、方丈記完成から800年に当たる年。そんな「古典の日」です。いい季節の秋です。

頑張ります。




20121026盛衰.jpg世界から賞賛と羨望を集めた「ジャパンシステム」が、その後進化せず、逆にいまや日本の桎梏となっている。世界がこの半世紀、情報化、グローバル化、環境制約の激化、人口爆発などのメガトレンド、さらには世界経済の大変動、不安定化にさらされるなか、日本では少子高齢化、人口収縮、デフレ、財政難が加速している。島田さんは「これだけの巨大潮流変化のなかで、自らのシステムを進化させなければ、衰退するのは当たり前だ」という。そして「覚悟を決めて、新たな仕組みに変革していけば、日本にはまだまだ大きな可能性と潜在力はある」と具体的提言をしている。

「安心の基本は年金」「雇用慣行と労働政策の大転換を」「新しいエネルギーミックスの考え方」「新時代の国際立国と対日投資を促進させよ」「戦略農業への大転換」「医療を強力な成長産業に」「求められる新たな住宅思想と住宅政策」「日本観光の問題点と可能性」――。時の政府の真ん中で日本の閉塞を打ち破り未来を切り拓く推進役となってきた島田さんだけに、未来性ある具体策が提示されている。進める政治の力こそ本当に大切。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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