奇跡のリンゴ.JPG「奇跡のリンゴ」「比類なき美味しいリンゴ」「腐らないリンゴ」を農薬も肥料も使わないでつくり上げたリンゴ農家・木村秋則さんの物語。

「悲観主義は感情のものであり、楽観主義は意志のものである」――。仏の哲学者アランの「幸福について」の言葉だ。本書を読んで感ずるのは、陽気、執念、夢、生命力、愛情、苦闘、狂気、自然、生態系......。不可能を可能にした木村さんは、「私じゃない、リンゴの木が頑張ったんだよ」「自然の中には、害虫も益虫もない。土、水、空気、太陽の光に風。岩木山で学んだのは、自然というものの驚くべき複雑さだった」と言う。奇跡のリンゴは、文明の対極、人為を意志をもって捨て去った生命哲学の果実、人生哲学の果実だ。


「地域の守りは、我々の手で」――2日、王子消防団、西新井消防団の消防操法大会がそれぞれ行われ、日頃の訓練の成果を示しました。「首都直下地震、南海トラフ等の大地震の切迫が懸念され、梅雨に入って水害への備えが必要となっている今、日頃からの消防団の御尽力に感謝します」と挨拶をしました。
つれづれHP0603.JPG1日の土曜日は、晴天に恵まれ、小学校の運動会が北区、足立区で多く開催されました。元気な生徒さんを撮るカメラの放列。すごいものでした。たくさん懇談ができました。



つれづれ0531.JPG5月30日、社会資本整備審議会と交通政策審議会が合同で検討していた「社会資本の維持管理・更新のあり方」について、中間報告を受け取りました。「今年はメンテナンス元年だ」と私は言い続けていますが、その具体的な中身についての重要な提言です。

構造物の老朽化対策、メンテナンスが大きな課題となっているなか、国だけでなく地方公共団体の管理する橋梁やトンネルの維持管理のあり方。また、技術革新や人材育成、調査結果などの情報蓄積などについて、戦略的な考え方をまとめていただきました。

「ただちに現場で役立ち、展開できる生きた提言にしたい。ピカ一のメンテナンスマンにも光を」「構造物だけでなく河川など自然公物のメンテナンスも対象に考えるべきだ」と、提言に携わった福岡捷二・社会資本整備審議会長、家田仁・社会資本メンテナンス小委員会委員長から、意欲的発言が続きました。しっかり取り組む決意です。


一路上.JPG小野寺一路、父が謀略によって不慮の死を遂げたあとを受け、突然、参勤交代を取り仕切る御供頭(おともがしら)の大役を継ぐことを命じられる。主君は知行7500石の旗本、西美濃田名部郡を領分とする蒔坂左京大夫だ。道は中仙道。季節は冬の12月、寒い難所続きだ。

参勤交代という珍しいテーマが扱われ、難所と各宿場での当時の現場の状況が活写されてきわめて新鮮。貫かれているのは、「参勤交代の行列は行軍也」ということだ。物語は「一路とは人生一路、命を懸ける道を歩むこと」「一所懸命」、そして「馬鹿とかうつけ、呆けたふりをしている賢者・名君」の振る舞いや、「今の世の中、うつけでのうては命をなくすゆえ」「人間には隙がなくてはならぬ」「人間の幸福とは、ある程度のいいかげんさによってもたらされるものだ」など、人間学の世界へといざなう。

表紙絵に全てが描かれており、これを見ながら読んだ。


福岡県知事②.JPG先週は国土交通委員会が連日開かれ、法案審議が行われましたが、25日(土)には福岡を訪問。小川知事との会談、各種団体からの要望を受けました。昨年7月には大水害で大きな被害が出ており、道路、河川の改修だけでなく、福岡空港や港湾等の整備・拡充が求められています。さまざま懇談をしました。また公明党福岡県本部の「政経セミナー」に出席し、挨拶をしました。

水防演習 0525.JPG26日(日)は、早朝から「阿武隈川水防演習」(国交省、福島県、阿武隈川流域23市町村主催)が開催され、東北各県の消防団など約3000人が参加。出水期を前にして水防技術の向上や地域あげての防災体制の強化への演習を行いました。また東日本大震災を教訓にした震災対応訓練では国交省東北整備局の道路啓開や住民および小学生による避難訓練なども行いました。

夕刻には、大相撲夏場所の優勝力士・横綱白鵬に内閣総理大臣杯を渡しました(安倍総理がミャンマー訪問中のため)。大相撲①.JPG


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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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