太田あきひろです。

「春は名のみの風の寒さ」「春に3日の晴れなし」「草木がいよいよ生いる弥生3月」――ポカポカの陽気になったり、雨が降ったりしますが、「一雨ごとの暖かさ」を実感する此頃です。

私の住む北区は伝統と文化と教育の区でもあります。土、日と、滝野川中学校、岩淵中学校、紅葉中学校の閉校式が行われ参加しました。
滝野川中学校では地元輩出の北村西望の「真善美」の大きな額が校舎入口に掲げられ、校歌はなんと草野心平作詞、高木東六作曲です。岩淵中学では、朝の地域清掃運動やオアシス運動(おはようございます。有難うございます。失礼します。すみません)が実にさわやかに行われ、紅葉中学校では数々の賞に輝いているブラスバンド部の演奏と、卒業生の倍賞千恵子さんが思い出を語ってくれました。どの学校にも伝統のなかにしっかりした芯と、強さ、ほがらかさがあふれていました。教育が今、本当に大事です。


資本主義はなぜ自壊したのか.jpg「日本」再生への提言であり、改革派の一翼を担った中谷さんの話題の自戒、懺悔の書である。
読みやすい。それは心情を吐露して率直に書いているから、そしてもう一つ、私自身が「日本という国とは、日本人とは、日本の文化と文明とは」を問いかけ続け、政治の場では常に庶民や中小企業の現場から考えてきたということによると思う。グローバル資本主義はモンスターへと変貌した。そして「世界経済の不安定化」「所得や富の格差拡大」「地球環境破壊」などの負の効果をもたらした。

それを、ケインズ、サミュエルソン、クルーグマン、スティグリッツ。そしてポランニーの警告(労働、土地、貨幣そのものを取引することで市場経済はおかしくなった)、トクヴィル、カルヴァン、理念国家・宗教国家アメリカ、縄文と弥生の融合、日本文化と思想・・・・・・。人物と思想を悟りつつ、日本再生への提言を述べている。


太田あきひろです。

小沢民主党代表の第1秘書逮捕という激震が昨日走りましたが、今日4日、やっと定額給付金を含む第二次補正予算の財源法案が成立しました。

50日も審議を引き延ばしてきた民主党の姿勢が批判されていますが、これでいよいよ定額給付金が支給されます。妊婦健診の全14回助成、子育て応援手当3.6万円支給、介護報酬アップも始まります。中小企業への保証・貸出枠を30兆円に大幅拡大、中堅企業への融資拡大もスタートを切ります。
雇用調整助成金(会社の業務悪化に対し、解雇しないで一時休業という形で雇用を守った場合、賃金や休業手当などの補助をする)の拡充、自治体による雇用創出に4000億円(25万人の雇用創出)、高速道路料金の大幅値下げなども一気に始まります。

春とともに、景気対策が動き出します。


太田あきひろです。
 
昨日27日、21年度予算案が衆院を通過致しました。
参院では、政局優先の民主党などの野党が、第2次補正予算の執行に必要な財源法案を約1カ月半も審議を引き延ばしてきましたが、やっと来週には成立する見通しとなりました。これで一気に経済対策の手が打てます。
定額給付などの生活支援、中小企業への大幅な融資拡大(30兆円)、雇用対策など、一気に動き出します。いよいよ"春"が来ます。春を呼ぶ定額給付金、春を呼ぶ子育て応援特別手当、春を呼ぶ高速道路料金の引き下げが、目に見える形でスタートします。

景気・経済、雇用、中小企業を守る――この決意で頑張ります。


国土学再考.jpg「公」と新・日本人論という副題がついている。「国土学事始め」に続く第2弾。
「城壁を必要とした国」と日本のように「城壁を全く必要としなかった国」とが、繰り返し、分析され、解説される。
どうしてこんなに経済も社会も世界に比して競争力を失い劣化しているのに、日本はあいまいな、不正確な、情緒的な論議しかできないのか。


国土への働きかけによって人類は今日の生存と生活を確保してきたのに、日本は公共事業悪玉論、道路やダムはムダといったひずんだ言論がまかり通るのか。どうして空港も港湾もハブが逃げているのに危機感をもたずにいられるのか。脆弱な国土である日本を治山、治水、耐震事業のなかで、まさに国土に働きかけることによって守ってきたのに、その営為がなぜ平然と無視されてしまうのか。
「文明の生態史観」「文明の環境史観」「泥の文明、砂の文明、石の文明」「縮み志向の日本人」「人生地理学」――今日まで私は多くの書と人に接し、日本と日本人と日本国土と文明と文化を考えてきたが、大石さんは、これらに真正面から正確に問いかけをしている。そして日本人の情緒主義・臨機主義・円満主義の思考癖を十分認識しつつ、新しさを尊び、喜ぶ文化、人間中心ではないエコロジカルな人間主義、他との共生など日本人のアイデンティティを世界に発信しようと訴える。同感である。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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