雨宮処凛の「オールニートニッポン」.JPGインターネットラジオ「オールニートニッポン」。

企業は若い人を使い捨てて、空前の好業績。派遣、請負。自由に働く、それはそれでよい。しかし、はい上がれない、超低賃金。正社員の環境も劣悪化。今の社会はそうしたフリーター層が欠かせない。こうしたことを生の言葉で語っている。

ヴォルテールの「希望は絶望の後にある」の言葉は、残る。


朝は寒く、昼の陽光は日焼けするほど強く、そして夜は木枯らし一号。

本当にめまぐるしい日曜日(昨日)でしたが、運動会や地域の街づくり行事、そして少年少女サッカー大会など、地域行事の多い日でした。サッカーでは「浦和レッズがアジアNo.1、昨日は北京五輪に向けて前進する勝利。来月には世界のチームが日本に来る。オシム監督の病状は心配だが、走って走って走り抜く、攻めて攻めて攻め抜くオシム監督のめざすサッカーで頑張ってほしい」と挨拶をしました。

このところ、産科・小児科などの医師不足、救急医療の対応策、東京の地域医療を支える中型・中核の病院の現状視察や対応に力を注いでいます。きわめて深刻。看護士さん不足、7対1の看護士問題や72時間問題など、制度変更がこうした病院を直撃しているのが現状です。現場から見る。現場から構造改革のゆがみを見る。その姿勢を常に貫いていきたいと思っています。


火の闇.jpg四つの短編小説。沖縄という因習というか、庶民の原型というか、呪術というか、宗教の原風景がある。ここまで村全体が1つの家族のように一体となっていると、息苦しく、何でもウワサが一瞬のうちに流布してしまうなかで、主張性をもった人間は極端に走らざるを得ないのかもしれない。

人が共同体を形成して生きていくなかで、宗教は不可欠のようだが、それゆえに伝統を打ち破るには狂人のごとき相当の覚悟がいる。

光と闇と祈りと火をテーマにして日常を書くことは、卓越した粘りの力だ。


私の後藤田正晴.JPG57人のつづった後藤田正晴への感謝ともいえる言葉。まさに戦後史そのものだ。日本が国難ともいうべき時、判断の難しい時、即座の判断が求められる時、後藤田さんがいた。後藤田さんという座標軸をもっていたこと、鍛え抜かれた判断力と、それを実行する存在感をもつ人が権力の中枢にいたことは幸せだった。

日中友好会館、日中を中心にお話をさせていただいたが、もっとじっくり話したかったと今も思っている。

「政治は目的実現のために権力を使いこなす。しかし同時に大事なのは国家権力の怖さを知り、権力を細心にして丁寧に慎重に扱うことだ」

「権力者は謙虚であらねばならない。職権は行使するより話し合いを第一に考えることだ」

「国家の基本をゆるがせにするな」――後藤田さんの魅力を次々と本書は示しているが、その魅力を感じる57人もおやっと思う感性を見せてくれている。

昨今の日本の政治家に「政策通はいても政治通がいない」ことが問題だと指摘する人がいたが、「政治家とは」ということを考えさせる一書でもある。


政界は一寸先が闇といっても、これほどの激震はなかなかないと思います。9月12日には安倍総理の突然の辞任、そして11月4日は小沢民主党代表の辞任会見、この臨時国会は大変な様相を呈しつつ、最終の週に入りました。
 
しかし、こうした時は原点からモノを考えることが大切だと思います。それは参院選で示された「率直で透明性・公開性のある隠しごとのない政治」「生活や格差を直視した生活現場主義の政治」をもって、政策実現することだと思います。

日本は今、重要な局面、政策課題はヤマ場です。政治は仕事をする為にある。庶民の為にある。その意味で政治の停滞は許されません。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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