明けましておめでとうございます。
いよいよ決戦、勝負の年を迎えました。暦も変わり、原点に戻って新しく出発、拡大していく年だと思います。頑張ります。本年もよろしくお願いいたします。

原油100ドルで始まった今年。「GDPを上げ、給料を上げよ」と私は新春の街頭演説で言いました。この10年、GDPは約500兆円で横ばい。給与所得総額も横ばい(97年がピークで、その後、若干落ちている)の状況です。国力自体を上げないと諸課題に対応できません。しかも、原油高・小麦高などが生活を直撃する今年です。

焦点は生活です。公明党はその生活支援党であり、バックアッパーです。給与を上げるには労働分配率を上げること、そして大企業から中小企業、企業から家計、都市から地方への3つの波を起こすことです。GDPを上げるには、労働力人口をアップすることが大事で、それには、若年者雇用、60代雇用、そして何よりも女性の活躍、男女共同参画社会を更に進めなくてはなりません。そして、アジアの市場に目を向け、需要を取り込むことです。

現場に徹する、徹して動く、生活に徹する、政策実現に執念をもつ。新しい気持ちで、本年、決戦の年、しゃべってしゃべってしゃべりまくって、戦い抜きます。本年、何卒よろしくお願い申し上げます。


君命も受けざる所あり.jpg「波浪は障害にあうごとに頑固(堅固)の度を増す」――という言葉があるが、巌の如き人生と戦いと、正義と情愛が、この本には満ち溢れている。
そして、哲学と思想があり、歴史のなかで格闘してきたがゆえの経験、蓄積のすごみを感じる。今の政治家に、哲学・思想がないこと、修羅場をくぐり抜けた経験の乏しいこと、そして国を考える、国を担う気概がないことこれらを痛く感じる。

師弟、友情、愛。「起伏の多かった私の人生は数多くの偶然と果報に恵まれた」と書いているが、私には「人生は価値創造」「人生は闘争」であることを体現し、さらにそこを突き抜けた境地がせまってくる。


コーチングの神様が教える「できる人」の法則.JPG成功しているリーダーであれば皆、やってしまっていること。その「悪い癖」を直してこそリーダーとして全うできる。できる仕事人間がリーダーとなったときは、「感謝する」「話を聞く」など、チームワークのために、人間関係のために力を相当入れなければならない。

「極度の負けず嫌い」「何かひとこと価値をつけ加えようとする」「善し悪しの判断を下す」「いや、しかし、でも、で文章を始める」「自分がいかに賢いかを話す」「腹を立てているときに話す」「人の話を聞かない」「感謝の気持ちを表さない」――などの20の悪い癖。

「謝罪する」「公表する、宣伝する」「聞くこと」「有難う」というなど、どうすればもっとよくなれるかを示している。

20世紀最高の経営者・ジャック・ウェルチを教えたエグゼクティブ・コーチが教える内容は、いわゆるノウ・ハウ本をはるかに越えた人間学、人間関係学のレベルに達している。教えられるところきわめて大であった。


一昨日19日、福田総理と公明党の議員とカレー昼食懇談会を行いました。生産者でなく「生活者の視点で政治、行政の仕組みを変えたい」と公明党に大変、期待を寄せていました。以下、総理の挨拶の一部を紹介します。
 
日本の政治・行政はこれまで、どちらかといえば、生産者重視の色合いが強かった。国民一人ひとりの視点に立った政治や行政の仕組みに変えていく着実な闘いが非常に重要だ。公明党がそうした視点に立っているので、ぜひとも遠慮なく意見を述べていただきたい。

先日、国民生活センターに行ってきた。そこは消費者から電気製品とかいろいろな相談が寄せられている。国民生活センターも強化していく。食の安全も生産者の側よりも消費者の視点が必要だ。

住宅の耐震強化で、建築許可が遅れて皆さまにはご迷惑をかけたが、戦後何もなくて、家を建てればよいという時代があった。阪神淡路大震災で倒壊したのは昭和55年以前に建築したものが多かった。今までは、まず住宅を建てることが要求されてきたが、これからは生活する人々が住み続けられる家を造らなければいけないということで、住生活基本法を作った。生活という字が入っている。200年安心して住み続けられる家をこれからは造りたい。これまでは生産する側の立場、視点が強かった。それを国民の側に変えていかなければならない。

私は一度付き合った人とは、ずっと付き合う主義です。国民政党の公明党の皆さまに、今後ともそうした視点からご指導をお願いしたい。


人間関係のしきたり.JPG日本人の人間関係と言葉は独特だ。「暗黙の了解」「以心伝心」「言わぬが花」「沈黙は金」――そうしたなかで培ってきた伝統は、今の時代に生きるのか、すたれているのか。すたれているから人間関係に悩むのか、時代・社会が変化してあわなくなっているから悩むのか。

川北さんは、「人間関係で、言っていい言葉、言わなくていい言葉――日本の伝統をもう一度見なおしたい」「今、若いビジネスマンの間では、ちょっとしたニュアンスの言葉が理解できない」という。

川北さんは62項目を示しているが、マズローの人間の5つの欲求――
(1)生理的欲求
(2)安全の欲求
(3)所属の欲求
(4)自尊の欲求
(5)自己実現欲求
――のうち第4の自尊欲求のレベル、自分が承認されたい、自分の存在価値を認めてほしい(否定されたくない)段階に日本があるという指摘はそのとおりだと思う。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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