賢者は幸福ではなく信頼を選ぶ.jpg
2020年、何を象徴する五輪になるだろう。なぜ人々は大声で話し、笑い合っているのだろう。世の中は敗者であふれている。なぜだろう。


「『思考放棄』に陥った人や共同体には特徴的な傾向があるように思う。『幸福』を至上の価値として追い求め、憧れ、生きる上での基準とするということだ。・・・・・・今、わたしたちに必要なのは、幸福の追求ではなく信頼の構築だと思う。外交でいえば、日本は、緊張が増す隣国と・・・・・・。幸福は、瞬間的に実感できるが、信頼を築くためには面倒で、長期にわたるコミュニケーションがなければならない。国家だけではなく、企業も、個人でも、失われているのは幸福なのではなく、信頼である」「彼らの対応に、わたしは驚いたし、違和感を持った。『頭に来ますよ。フェラーリに火をつけたいくらいですよ』誰か一人くらい、そう言うのではないかと思ったのだ。・・・・・・わたしが違和感を持ったのは、おもに『しょうがない』という若い連中の反応だった。『しょうがない』という言葉が社会全体を被っている気がする」「(家庭の崩壊、家族の喪失)借金があって住居を追われ、家族や友人など『助け合う』関係が失われると、人はあっという間にホームレスに転落する」「(ブラック企業vs.金の卵)いくらでも代わりは補充できるという状況が生まれた」「寂しい人ほど笑いたがる」――。


村上龍さんの眼は、自然で、やさしく、スポーツ・マインドがあって、なんと感性豊かで、根源的かと思う。だから手厳しい。


最貧困女子.jpg

働く世代の単身女性の3人に1人が年収114万円未満であり、とくに10~20代女性に貧困が集中しているというデータがある。しかし、女性の貧困といっても、低所得(貧乏)に加えて「三つの無縁(家族の無縁・地域の無縁・制度の無縁)」がオーバーラップし、精神的に困窮して貧困に陥る。それに「三つの障害(精神障害・発達障害・知的障害)」が加わり残酷化する。貧乏女子とは違う。親にも、教育にも、容姿にも恵まれず、幼少期の虐待に始まり、「ゴミ扱い」「逃亡者」としてセックスワークに吸収され、最底辺を彷徨いし続け、固定化される。


鈴木さんは「貧困女子とプア充女子」「貧困女子と最貧困女子の違い」「最貧困少女と売春ワーク」「最貧困女子(少女)を可視化する」「彼女らの求めるもの」などについて、現場を歩き、その苦悩に同苦する。そして、「放置」「無視」どころか、差別や批判の対象となる「残酷な連鎖だけはもう断ち切ってほしい。そう願ってやまない」という。


もちつき①.JPG   もちつき②.JPG

大変暖かな日となった22日(日)、「東京マラソン2015」が盛大に行われました。


地元では、町会の餅つき大会や首都圏の「中国帰国者(残留孤児)・日中友好の会」の新年会、少年野球などが行われました。


春3月を前に屋外での活動が活発になってきたと感じます。多くの懇談ができました。

日中友好②.JPG


テープカット@NTC   空手⑥.JPG

昨日20日、「スポーツ庁」を設置する法案を閣議で決定。いよいよ念願のスポーツ庁が動き出すことになりました。これは、文部科学省のスポーツ・青年局、国土交通省の運動施設部門、厚生労働省の健康増進事業を統合して、スポーツ行政を統合。スポーツ立国に向けてのエンジンとなるもので、五輪に向けて選手強化、国際貢献にも力を入れるものです。


「スポーツ庁設置を」――私が長い間、主張し続け、働きかけたことです。世界ではスポーツ省やスポーツ庁がほとんどあるなかで、これほどスポーツが盛んで、勇気と希望を与えているのに日本にはそれがない。トップアスリートを育てる「ナショナルトレーニングセンター」(写真)を推進し、実現させてきたスポーツ人間の私としては、「いよいよ」「やっと」の思いです。


多くの人がスポーツを楽しみ、スポーツ人口が広がる――すそ野の広がりが山の高さを決める。まさにトップアスリートもスポーツが広がり盛んになってこそ育つものです。


ドキュメント「平成政治史3」.jpg

後藤さんの平成政治史の3巻目。第一次安倍内閣に始まり、民主党が政権を奪取、そして野田内閣での解散・総選挙までを描く。「幻滅の政権交代」と副題が付いている。まさに渦中にいた私だが、思い起こしつつ(起こされつつ)読んだが、なぜか当時よりも息が詰まった。


この6人の内閣はいずれも苦しんだ。関わった1つ1つの事象に、私自身「ここは書いてない」ことなどがあるのは当然だが、本書はその骨格部分を真っすぐに書いている。政局話によくありがちな脚色や思い込みがないのは、本人に直接会って話を聞いているからだ。まさに「平成政治史」となっている。貴重だ。


後藤さんがいうように、平成の日本政治は激動・混乱・混迷の連続だった。また多党化も特徴だ。さらに国際情勢の激変にもさらされ、大きく影響を受けた。そして改めて「政治は人が成すもの」だと思う。「平成時代に常態化した『激動の政治』の終わりはまだ見えない」というが、世界の激動が続く以上、日本政治の激動も続くことになる。政治家にもジャーナリストにも「人間学」と「動体視力」がますます大事になると思う。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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