保育ママの課題解決へ――。14日、東京都板橋区の家庭福祉員(保育ママ)の現場を訪れ、現状と課題について視察しました。これには高木美智代厚生労働副大臣(=衆議院議員)、なんば英一、かいべとも子、成島ゆかり各板橋区議会議員、厚生労働省や板橋区の担当者らが参加しました。
保育ママは少人数の保育を実施。子育て支援、待機児童解消に大事な役割りを果たしています。しかし、 自園調理や書類の作成が大変などさまざまな課題があります。
この日、板橋区東新町の保育ママ施設を訪問。ひとりで3人のお子さんを受け入れていますが、自園調理を保育が始まる前の朝早くに行い、8時30分から保育を開始。緊張の連続や書類の作成など、大きな負担があることの実情を聞き、負担軽減の要請を受けました。
保育ママはきめ細かく子どもたちに対応しており、大事な役割りを果たしています。私はこれまで、保育ママの支援に力を入れてきましたが、現状を踏まえて、早期の課題解決に向け力を入れていきます。
「御薬園同心・水上草介」シリーズ第3作。"水草"と綽名される水上草介は、薬草栽培や生薬精製に携わる小石川御薬園(おやくえん)の同心。吹けば飛ぶような外見をもつのんびり屋だが、人並みはずれた草花の知識をもち、親しまれ、周りの人たちの心身を癒していく。御薬園を預かる芥川家のお転婆娘で剣術道場に通う千歳との恋のやりとりをはじめ、心に秘めたものがゆっくり、つつましやかに漂ってくる。
幕末の大変動が始まろうとした時代。御薬園や町並み、庶民の暮らしには四季折々の風情がある。鳥がさえずり、蝶が舞い、赤黄茶の葉色に彩りの秋を終えて白く冷たい冬がくる。四季がはっきりし、人々の行事や振舞いが季節とともにあった静かな、貧しくとも心通う時代――。そんななかで起きる騒動、揉め事、病と薬草を、さわやかに優しく、江戸の生活が浮かび上がるように描く。
「高齢社会の成長戦略」が副題。人口減少・高齢社会が急速に進む日本。けっして暗くはない。高齢化に対応するイノベーションを進め、従来の規制を打ち破って展開すれば、需要もGDPも伸びる。高齢者向けイノベーションの経済学・エイジノミックスで日本は蘇ることができると提唱する。
高齢化が進む社会は、イノベーションの宝庫である。「病弱な人のための財・サービスのイノベーション(遠隔医療サービス、介護施設でのロボット活用、創薬・再生医療、高齢者向け住宅)」「健康な人のための財・サービスのイノベーション(自動運転、IoT・AI、旅行やデパートやフィットネスや学習などシニア向けサービス、シェアリングエコノミー)」そして「病弱な人のための制度のイノベーション(遠隔医療サービス、混合介護、見守りと市民後見)」「健康な人のための制度のイノベーション(シェアリングエコノミー、ハローワークやシルバー人材センター、就労モザイク)」の4つに分類、整理し、具体的に現場で今起きていること、挑戦していること、すでに実り更に進んでいることを示す。
「老いの期間を明るく過ごす――創薬とロボティクス」「高齢者の能力を拡張する――人工知能とモノのインターネット」は高橋琢磨氏、「介護は減らせる――脱『要介護』で稼ぐケア市場」「労働力を移動させる――誰もが働き続けられる社会」は高橋氏と岡本憲之氏が現状と方向性、戦略を詳述する。まさに今、踏み出す時だ。