「東北の観光をもっと盛り上げたい」──。6月24日、東北の旅館の4人の女将が国土交通大臣室に来られ、懇談、打ち合わせをしました。
日本を訪れる外国人観光客が急増しているなかで、東北を訪れる外国人はまだまだ少なく、回復が遅れています。私はこの状況を打ち破り、何としても東北へ多くの観光客を呼び込みたいと考え、取り組んできました。先月は宮城県南三陸町の南三陸ホテル観洋の女将、阿部憲子さんと対談。6月10日には観光庁長官が現地に行って意見交換。そして第3弾が今回の打ち合わせです。
「先日、全国7つの広域周遊観光ルートに東北を選んでいただいて本当にありがたい。今後に希望がもてる」「日本三景の松島や世界遺産の平泉など東北をじっくりと周遊してもらいたい。地元でももっと工夫していきたい」「東北は自然、温泉、果物など優れたものが多い。山も海も魅力的」「海から上る日の出は海外からのお客様に人気がある」「道の駅も東北で盛り上がっている」など、女将からは次々と前向きな発言が続きました。
東北の復興に向けてカギを握っているのは、人と人とを結ぶ観光の盛り上がりです。これから夏祭りの季節を迎えますが、ますます多くの観光客に東北を訪れてほしいと思います。魅力にあふれた「みちのく東北」の観光を引き上げていくよう、これからも力を入れていきます。
「古代駅路から高速道路へ」と副題にあるが、古代律令国家の駅路整備から、鎌倉幕府による「鎌倉街道」のネットワーク、織田信長の幅三間半の公道規格、江戸幕府の五街道整備など、道路は人間の歴史とともに歩み、造られてきた。
「道路を見れば日本の歴史がよく分かる」「国がしっかりしている時代は、道路網もまた強固である」「日本では昔から道はほとんどすべて公道であった。日本の道路総延長121万キロのうち、84パーセントの102万キロが市町村道である。市町村道100万キロは日本の誇りである」「日本は土地が少なく極限まで有効利用するから、そのために道路が必要なのである。日本は"道路王国"ではなく、"道路がなくては生きてゆけない国"であり、"道路を公のものとして大事にしてきた国"なのである」という。まさに今日に至るまでの「道路の日本史」を技術も含めてあますところなく詳述した著作だ。
鹿島謙吾は販売部数1000万部を誇る東西新聞社の社会部記者。途上国での臓器売買問題に狙いをつけ、西安に出張し、少数民族の死刑囚からの臓器摘出の実態を報道した。それは、臓器移植のための海外渡航を困難にし、一方では、12年ぶりに国会において臓器移植法改正議論が始まることとなった。そして取材を進めると、移植を生死をかけて待っている人とその家族、提供するドナーと家族の重い決断、生命倫理の深淵と、社会の公器としてのマスコミの影響の重大性。それに加えて臓器提供に関する情報隠蔽や政治献金の問題に突き当たる。謙吾の思考の堂々巡りは果てしなく続く。そして決断・・・・・・。その後もその影響と責任は重くのしかかる。政治と行政とマスコミを知る芦崎さんの心情と絶妙のバランスが、難題でありながらリズムを奏でる。
