アメリカの鏡・日本.JPG

1948年(昭和23年)発刊されたヘレン・ミアーズ(東洋学研究、ミシガン大学等で日本社会について講義、戦後日本の労働基本法の作成に携わる)の著作。しかし日本ではGHQから翻訳が禁じられた。


あの昭和の戦争――「世界で最も凶暴で貪欲で猛々しい侵略的、拡張的な戦闘的民族という誇張された日本民族像がつくりあげられた」。しかしそれは1853年ペリー来航以来の近代日本であり、それ以前の日本はそうではなかった。日本人は欧米を先生として学んだ(それも真面目に)のであり、やがて日清戦争、日英同盟、日露戦争を経て、小「大国」になり、ついに新たな「略奪的西洋列強」になった。「最初の教育で日本は、人道主義、機会均等、人種の平等なるものは、国際法のルール同様、法的擬制にすぎないことに気付いたのだ。・・・・・・国際関係のルールとは、実は暴力と貪欲を合法化したようなものだ。基本原則の中で大国がきちんと守っているのは唯一、各国の政策立案グループが設定した"国益"だけではないか。日本はそれをしっかり実践していく」とまでいう。
テーマは「昭和の戦争とは何であったか」「あまりにもみじめで悲惨な日本人兵士と日本人」とともに、「日本が西洋列強から何を学んだか」であり、「日本人論」でもある。そして「欧米列強の思惑と戦争に突き進んだ日本」の構造的、心理的分析だ。


歴史観は風化のなかで固定化しがちだ。しかし、その時の生々しい生きざまを常に蘇らせる作業と、視点の高さ、包括性が不可欠だと思う。


防災訓練 国交省0901.JPG   地元防災訓練 0831.JPG

9月1日、防災の日。7時10分にM7.3の首都直下地震が発生したという想定で、首相官邸に総理以下全閣僚が参集して緊急対策本部会議の訓練を行いました。その後9時10分より、国交省の防災センターで全局長が集まる会議を開催。私から政府の訓練の状況を報告し、さらに今は訓練というより広島や礼文島で起こった災害の復旧が重要との観点から、第4回非常災害対策本部を行いました。広島の中国地方整備局と運輸局、北海道開発局とTV会議を行い、土砂撤去や生活再建に向けての取り組み、2次災害防止等について打ち合わせをしました。


昨日は朝9時から、防災・減災をテーマとしたNHKの日曜討論に出演。土砂災害防止法の改正やハード、ソフトの対策について専門家と議論しました。終了後直ちに地元に駆けつけ、滝野川、田端、王子、神谷などの町会連合会や町会の防災訓練に参加しました。例年よりさらに緊迫感のある工夫された訓練になっていました。


異常な豪雨災害が頻発する中、住民の命を守るために全力を挙げます。


モロッコ②.jpgのサムネイル画像   モロッコ①.jpg

29日、モロッコのラバハ設備・運輸・ロジスティクス大臣と会談しました。モロッコはアフリカとヨーロッパとの結節点に位置し、地勢的にも歴史的にも重要な国です。


モロッコでは、高速道路の延伸、大規模港湾の新設などインフラプロジェクトが目白押しです。会談では、アトラス山脈を横断するトンネルの建設など、高度な土木技術が必要なものも多く、技術やノウハウの提供、人材育成など日本の支援や協力に強い期待が示されました。


また、会談には、モロッコ企業連合・交通連盟会長など、民間関係者も参加。モロッコがアフリカ・ヨーロッパ進出のハブ(拠点)として最適であることを強くピーアールし、日本企業の進出や連携を強く求めました。


今後の2国間の連携・協力強化について、忌憚のない意見交換となり、重要な第一歩を踏み出すことができたと思います。


祈りの幕が下りる時.jpg

東京の下町のアパートで発見された遺体。その借り主は行方不明。近くの河川敷で発見された浮浪者の焼死体。そして加賀恭一郎の母親の失踪と死の真実。明治座で夢を実現させた女性演出家・・・・。何のつながりもないような人間関係を丁寧に調べ上げていく加賀や松宮たち。


「悲劇なんかじゃない  これがわたしの人生」「極限までに追いつめられた時、人は何を思うのか」――親と子、とくに父と娘。追いつめられれば追いつめられるほど、守り抜くものが凝縮されていく。さすがと思わせる作品。


物流大臣②.jpg  物流大臣①.jpg

25日、横浜で第5回日中韓物流大臣会合を開催しました。日中韓物流大臣会合は、2006年以来、2年に一度、3か国の持ち回りで開催されています。日中韓3か国は、GDPの合計や貿易総額が世界全体の1/5を占めるなど世界経済のなかでの重要性を増しており、経済活動を支える物流分野での連携をいっそう強化する必要があります。


今回の会議では私が議長を務め、韓国からは李柱栄(イ・ジュヨン)海洋水産部長官、中国からは周海涛(ジョウ・ハイトウ)交通運輸部総工程師が代表として出席しました。


会議のテーマは「シームレス物流システムの実現」「環境にやさしい物流の構築」「安全かつ効率的な物流の両立」の3つです。このテーマの具体化として、①シャーシの相互通行のパイロット事業の拡大②標準化された物流機材(パレット)の普及促進③物流情報ネットワークシステム(ニールネット)の対象港湾の拡大④北極海航路開拓に係る協調の枠組み(情報共有)の構築⑤海上輸送の安全の確保に関する協力⑥大気汚染物質の削減に向けた協力――などについて合意し、共同声明(横浜宣言)として発表しました。日中韓の連携がいっそう強化されることになります。


また、会議終了後、李柱栄海洋水産部長官と2国間会談を行いました。会談では、クルーズ船の振興、内航船舶の安全対策などについて詰めた議論を行い、連携を強化していくことで合意しました。2国間の物流分野の連携強化だけでなく、全般的な関係改善に向け、意義のある会談ができました。


会議だけでなく、フォーラム、レセプションまで全力で支援していただいた林文子市長をはじめとする横浜市の皆様に心から感謝します。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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