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8月1日は「水の日」――。これは、水の大切さについて理解を深めるため昭和52年に定められ、今回が39回目。昨年制定された水循環基本法にも位置付けられました。私は水循環担当大臣として、この日都内の国連大学で行われた「水を考える集い」に出席。主催者として挨拶し、中学生作文コンクールの表彰を行いました。


作文コンクールの応募はなんと1万6千点。最優秀の内閣総理大臣賞は松山市の中学3年生の作品で、渇水が多い四国で水を大切に使うことを学んだことが綴られていました。


水は本当に大事です。水は人の生活に「恵み」を与えますが、一方で豪雨や渇水などの「災い」ももたらします。水の恵みを享受し、災いを防止するためには、健全な水循環を確保していくことが欠かせません。水の貴さ、健全な水循環の重要性についてあらためて理解を深める有意義な集いとなりました。


また猛烈な暑さになった1日、2日の土日。地域では町会、自治会の団地祭、納涼盆踊り、子ども夏祭り、そうめん流し、青少年のヤングフェスティバルなど多くの行事が行われ、参加をし、さまざまな懇談をしました。

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7月30日、「子ども霞ヶ関デー(国交大臣とおはなししよう)」で子どもたちとの懇談、国土技術開発賞の表彰式、ベトナムのファン・ビン・ミン副首相兼外相との会談と、行事が続きました。


29日と30日の2日間は「子ども霞ヶ関見学デー」──。国土交通省にも夏休み中の多くの子どもたちが訪れ、賑わいました。30日は「国土交通大臣とおはなししよう」というコーナーを設け、大臣室に小1から中2まで9人の小中学生と保護者の方をお招きして懇談しました。


子どもたちは「大臣へ質問がありますか」と言われると、元気よく一斉に挙手。「お休みはありますか」「仕事で気をつけていることは何ですか」「好きなダムや橋は何ですか」ということから、「土砂災害が起こった時はどう対応しますか」「東北の復興で苦労していることは何ですか」「オリンピックに向けた道路整備だけでなく、古い道路の対策も必要ではないですか」まで、さまざまな質問が続き、私から一つ一つお答えしました。幅広い国土交通省の仕事について理解を深めてもらい、楽しいふれあいになりました。また、パワーショベルを操作したり、建設機械に乗ってもらったり、国交省前の広場で交流しました。


「国土技術開発賞」は建設産業におけるハード・ソフトの優れた新技術を表彰するもの。今回は、下水汚泥を効率的に燃焼させるシステムや、海水でコンクリートを練る技術、シールドトンネルの地中拡幅工法など7つの技術に対し、国土交通大臣表彰を行いました。防災・減災、老朽化対策や成長を実現する事業を効果的に進めていくためには、技術革新が極めて重要。メンテナンス・エンジニアリングをはじめ新しい技術開発をしっかり進めていきます。


ベトナムのミン副首相との会談では、日本とベトナムの友好の重要性を再確認。私は一昨年9月、今年1月と2度にわたりベトナムを訪れたほか、要人との会談を重ねてきました。今回の会談でも、ベトナムのインフラ整備への協力や、建設分野での技能実習生の受け入れなどについて意見交換。さらに協力関係を強化する有意義な会談となりました。

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猛烈な暑さとなった25、26日の土日。東京では今年最高の35度、36度を記録しました。


そのなかで地域では、子どもたちに思い出と友好の場を作ろうと、こども夏祭りや納涼祭など多彩な行事が行われました。


小さな子どもも家族連れでいっせいに集い、かき氷や金魚すくい、輪投げなど、屋台も出て、盛り上がりました。


多くの方々と懇談ができました。暑いなか、準備をしてくださった地域の方々に心から感謝いたします。

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20回目の「海の日」となった20日、世界の海事関係者が集まった「世界海の日パラレルイベント2015」が開催されました。これは、IMO(国際海事機関)の「世界海の日」の関連イベントとなる国際会議。今年は174の加盟国を代表し、初めて日本が開催国となり、国土交通省が会議を主催しました。


会議には、IMOの關水康司事務局長をはじめとする国連の海洋部門の幹部や、世界53カ国から各国大臣、大使などが参加。国内の関係者を含めると参加者は400名を超え、大規模な国際会議となりました。

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私は開会式の冒頭、主催者として、「パナマ運河の拡張、北極海航路の利用、シェールガス革命など世界の海事産業を巡る環境は大きく変化している。こうしたなかで、なんと言っても重要なのは産業を支える人材の育成。今回の会議では海事分野における教育及び訓練をテーマに活発な議論が行われ、未来への方向性が示されることを期待する」と挨拶しました。そして、昼食会、夜には歓迎レセプションを盛大に開催、各国の方々と懇談をしました。


その間、カンボジアのトラム・イウテック公共事業・運輸大臣、モロッコのモハメド・ナジブ・ブリフ運輸特命大臣とも連続して会談。イウテック大臣とは昨年8月以来、2度目の会談。道路などのインフラ整備、自動車検査登録制度の構築などの協力について、じっくりと打ち合わせをしました。また、ブリフ大臣とは、インフラ分野や海事・港湾分野での人材育成などでの協力強化で一致しました。

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7月17・18日、新潟県の佐渡島に行き、甲斐元也佐渡市長をはじめ島の関係者と島内の視察、要請・意見交換を行いました。


佐渡は本当にすばらしい島、美しい島です。ここでしか見られないトキ(現在196羽が野生で生息。私も見ることができました)、トキを育む水田や山の緑豊かな自然、佐渡金銀山(江戸時代は金の産出量が世界一)などの歴史・文化、おいしい農産物・水産物やお酒など、佐渡ならではの魅力にあふれています。島を訪れるクルーズ船や外国人旅行客も増えています。

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市長からは、「世界農業遺産にもなった佐渡のお米は日本一おいしい」「北陸・上越の二つの新幹線を使った広域観光周遊ルート(直江津港と小木港、新潟港と両津港)も可能だ」「世界遺産や世界ジオパークの登録をめざしたい」――観光をさらに前進させる意欲的な発言が続きました。観光の大きなポテンシャルを実感しました。


さらに離島振興も重要です。市長からの要請では、①国境離島としての定住支援、②観光客増加のため空港の2000m化や運航支援・補助、③災害時の避難のため港湾の耐震バース化や、クルーズ船が着岸できるバースの延長、など島の課題が示されました。それに対し私から一つ一つ方針を示しました。

佐渡市長要請0718.jpgのサムネイル画像   小木港0718.jpg

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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