メダルを獲れるトップアスリートの強化――。24日、遠藤利明五輪・パラリンピック担当相とともに地元・北区西が丘のナショナルトレーニングセンターを訪れ、福田富昭センター長等と懇談、さらに強化をしていくことを誓い合いました。
この日は特に、この2、3年の間に新しく作られた施設を視察しました。自転車やスキージャンプなどに役立つ風洞実験棟や、筋力をつけたり、体幹のトレーニングをするハイパフォーマンス・ジム、低酸素トレーニング室や、体調を整えるための超低温リカバリー室など、どれも世界最先端の設備で選手の強化に重要な設備だと実感しました。
また、バドミントン場は、シャトルに影響が出ないよう風の出ない特殊な空調設備になっていたり、プールは世界標準に合わせて深さの調節ができるよう可変式になっていたりと、多くの工夫がなされています。
「国立スポーツ科学センター」「ナショナルトレーニングセンター」が北区西が丘にできたのが2001年と2008年。私は開設に向けて、福田富昭センター長(当時はJOC常務理事)と一緒になって努力しました。その後、施設に何度も訪れ、オリンピック選手と懇談し拡充を図ってきました。メダルを獲れるトップアスリートの強化、スポーツ人材のすそ野の拡大に更に頑張ります。
9月19日、滋賀県の彦根市、東近江市、野洲市、栗東市、多賀町に行き、うえの賢一郎国土交通大臣政務官とともに、慢性的な道路渋滞の現状と対策を視察。三日月大造滋賀県知事をはじめ地域の市長・町長から要請を受けました。また、彦根城周辺の歴史的町並みを活かしたまちづくりや、昭和7年の創建当時の姿に復元された彦根気象台を視察しました。
滋賀県は関西・東海・北陸を結ぶ地理的要衝に位置し、近年では多くの工場や企業が立地して若者の雇用も大きく増えています。全国の中でもインフラのストックが目に見えて現れている地域で、経済成長のポテンシャルがあります。一方で、道路や橋が狭い箇所などで慢性的な渋滞が発生しており、渋滞解消が各所で大きな課題となっています。
「国道1号、8号は重要な一桁国道なのに片側1車線のところが多く、いつも渋滞している」「工業団地に出入りするトラックが多く、渋滞で物流に支障が出ている」「地元に雇用があり、人口はこれからも増える。通勤や通学のためにも渋滞解消が必要」「渋滞を解消し、ストック効果を発揮させるためにバイパス整備をお願いしたい」「物流や観光促進のためにスマートインターの整備を支援してほしい」など、現地では知事・市長・町長から切実な意見・要請が続きました。
私は「渋滞を解消すればさらに経済成長が見込める。それぞれのネックを解消するよう対策に努力したい」と述べました。