4日、ルース駐日米国大使と会談しました。2月22日の日米首脳会談によって「緊密な日米関係は完全に復活した」と安倍総理は語りましたが、その会談に同席していたルース大使は、「大変中身のある会談でした」と実感を込めて話してくれました。
昨日の会談では、「東日本大震災の復興とトモダチ作戦(その後も、青年交流が多く続いていること)」「日米航空関係の更なる発展」「ボーイング787型機の原因究明と安全策」「超電導リニア計画、米国高速鉄道計画」など多くの意見交換を行いました。
いい会談ができました。
相馬市ではこの日、東北初の一戸建ての災害公営住宅(復興住宅)の入居が開始され、「入居鍵引渡式」が行われました。「やっと住まいを得ることができました」との喜びの声が広がりましたが、3・11から2年もたっています。どれほど大変な2年であったかと思う時、「3月7日に政府として住宅などの工程表を示すことができましたが、1週間でも10日でも早く完成するように全力をあげます」と私は決意を述べました。入居する方々と御殿場市から届けられた真心の「引越しそば」をいただきました。
しっかり頑張ります。
23日、広島県呉市にある海上保安大学校の卒業式が行われ、出席しました。海の警備や救難などにあたる海上保安庁の幹部養成の教育機関です。全寮制で厳しい4年間の教育訓練を受け、人格・見識・気力・体力を磨いてきた卒業生だけに、凛々しく、式典は感動的でした。海上保安庁の果たす役割はますます大きくなるだけに、私は期待をこめて祝辞を述べました。
また、世界最先端技術の造船所、ジャパンマリンユナイテッド(株)の呉工場を視察。ここは戦艦大和を造った所ですが、巨大なものづくりの迫力ある現場とその技術力を目のあたりにしました。成長戦略、ものづくりの原点でもあるだけに、世界の激しい競争の中で勝ち抜く環境整備をと思いました。頑張ります。
防災・減災は日本だけでなく、世界各国の重要なテーマです。昨日21日、各国との防災協力でEUやタイの主要幹部と続けて会談を行いました。
タイのプロートプラソップ副首相との会談では、昨年の日・タイ首脳会談で合意した「防災協働対話」の早期の開催、タイの治水対策への我が国企業の参画など2国間の防災協力につ
いて意見交換を行いました。
また、EUのシュヴァイスグート駐日欧州連合代表部大使と会談し、日・EU間の防災協力の強化について正式に合意しました。これは、2011年の日・EU首脳会談を受けたもので、来週
の日・EU首脳会談を前にして当局間で合意したものです。
いずれも、防災先進国として日本のすぐれた技術や経験を提供する大きな意義を持つものです。
世界の防災をリードすべくしっかり頑張ります。