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3月8日、札幌で「北海道価値創造パートナーシップ会議」を開催しました。これは、今後10年で北海道をどう発信していくか、北海道振興の基本方針を定めた新たな北海道総合開発計画の策定作業のためのもの。今後、北海道開発局が北海道各地を回り、同様の会議を開催し、来年春には新たな計画を発表する予定です。


この日の会議では、食や農業、観光、地域づくりなどの分野のトップランナーの方々と意見交換。出席者からは各々の体験も踏まえた幅広い意見が活発に出されました。また、会議に多数のマスコミ、聴衆が参加。大きなポテンシャルを持つ「世界の北海道」に向けた戦略への関心が極めて高いことを実感しました。また昼には、女性経営者など女性代表との懇談会を行いましたが、きわめて有意義で盛り上がりました。


最近、北海道は大きく動き始めています。来年3月には新幹線が青函トンネルをわたり、新函館北斗まで開通。札幌までの延伸も5年前倒しされ、2030年度には開通します。今月29日には、北海道横断自動車道根室線浦幌IC~白糠IC間が開通し、道東地域で初めて高速道路が開通します。釧路港の国際バルク戦略港湾の指定と岸壁の整備は、飼料などの輸入コストの大幅な低減を可能とし、酪農家の方々に希望をもたらしました。また、北極海航路が具体的に動き出し、来年完成予定のパナマ運河の拡張とあわせ、北海道を巡る国際物流の流れも大きく変動します。


さらに外国人観光客が急増。外国語への対応、WiFiの整備、新千歳空港への国際線発着枠の拡大が求められています。こうした大きな動きを大局的につかみながら、今後10年の新たな北海道総合開発計画について、各界の知恵とノウハウを結集しながら練り上げていきたいと思います。
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前日の7日には、知事や経済界の代表者と要請・懇談。インフラ整備の進展など国交省の対応に感謝の声、そして要望が相次ぎました。また、8日には、地元から道路整備の要望が強い創成川通(アンビシャス道路)の状況を視察しました。


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首都高・中央環状線が全線開通──。3月7日、品川区五反田の山手トンネル内で行われた開通式に出席し、舛添東京都知事をはじめ多くの関係者とともにテープカットを行いました。


今回開通したのは大橋ジャンクション~大井ジャンクション間の9.4km。これで、江戸川区の葛西から小菅、江北、板橋、西新宿、大橋を経て大井に至る中央環状線の全線、約47kmが開通しました。首都圏の3環状道路(圏央道、外環道、中央環状線)で最初のリングの完成です。


この開通効果は絶大です。


まず渋滞緩和。都心に集中している通過交通が分散されるため、都心の渋滞が大幅に緩和されます。


そして羽田空港へのアクセス改善。例えば新宿から羽田空港への所要時間は、約40分から約20分に短縮されます。


さらに、池袋から大井までの山手トンネル(18.2km)は日本最長の道路トンネル。世界でもノルウェーのレアダールトンネル(24.5km)に次ぐ第2位の長さです。最新の地上発進型シールド工法により、我が国の高い技術力を示すものとなりました。


ニューヨーク、パリ、上海など世界の主要都市と比べても、最も渋滞の少ない大都市と言われている東京ですが、この中央環状の全線開通、そして3環状の整備によって、さらに世界でも例のない"渋滞のない大都市"をめざすことになります。


圏央道もこれから開通が相次ぎ、来年3月までには神奈川県から八王子、埼玉を通って成田空港まで一気につながる予定です。既に埼玉などでは沿道に企業が次々と立地しています。3環状のネットワーク強化で、人やモノの流れが大きく変わり、物流や観光などで大きな成長につながります。


東京、首都圏の国際競争力強化に向けて、これからも取り組みを続けていきます。

中央環状②.JPG   2020年の首都環状道路の姿


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「18歳選挙権」がついに実現の方向に動き始めました。


昨日5日、「18歳選挙権」の実現に向けた公職選挙法などの一部改正案が、自民、公明、民主、維新などの6党から共同提出されました。


公明党は、この問題を1970年代から国会審議で取り上げ、選挙公約にもしてきました。とくにこの数年、公明党青年委員会が実現に向けて取り組み、常に論議をリードしてきました。私も、憲法調査会等で本格的検討を主張し、党全体の推進をバックアップしてきました。


世界では、先進国はもちろんのこと、198カ国・地域の内、176カ国・地域が18歳以上に選挙権を与えています。


これから未来に向けてスピードがますます速くなる時代――社会保障や税制などの課題を、若者が政治に参加して考えることは非常に重要になると思います。来年夏の参院選からスタートできるよう、今国会での成立をめざします。


常磐道①270301.JPG   常磐道②270301.JPG

復興のシンボル、常磐自動車道が全線開通――。3月1日、福島県富岡町で安倍総理大臣とともにテープカットを行い、浪江町で開通式典を行いました。内堀雅雄福島県知事や多くの市町村長とともに喜びを分かち合いました。


この日開通したのは、常磐富岡~浪江間の14.3㎞。東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の影響で工事が中断していましたが、「1日も早く高速道路を開通させる」という関係者の強い思いが困難を克服。当初は27年夏頃と言われていたのを、昨年3月に「ゴールデンウィーク前まで」に前倒しし、さらに2か月前倒しして、震災から4年を迎える前に開通を実現しました。


今回の開通で、東京、首都圏から福島の浜通りを通って仙台まで一気に高速道路がつながりました。内陸の東北自動車道とあわせて2つのルートが選べるなど利便性が高まることは勿論、企業立地や観光にも大きな効果があります。被災地、特に福島の方々に復興を「実感」して頂く大きな弾みになると思います。


3月21日にはJR石巻線も全線開通するなど、被災地の道路、鉄道など基幹インフラの復旧・復興は着実に進んでいます。JR常磐線についても全線開通に向けて全力で取り組みます。


まもなく震災から4年。被災地、特に福島の復興を少しでも早く実感していただけるよう、これからもしっかり頑張っていきます。

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注目の「道の駅」で地方創生──全国モデルの「道の駅」交流会を2月26日に開催しました。地方創生が大きなテーマになっていますが、いま大変盛り上がり人気となっているのが「道の駅」です。私は地域の市町村長が「右手に観光、左手に道の駅」を手段にして地方創生を進めてもらおうと強く決意しています。この日は、先進的な「道の駅」の取り組みを広く全国展開していくために、全国モデルの認定証授与式と交流会を開催したものです。


「道の駅」は平成5年にスタートし、今では全国に1040か所。年間の売り上げはなんと2100億円、来場者は2億1000万人と言われています。


式典では、「全国モデル・道の駅」に選定された6駅(岩手県遠野市の「遠野風の丘」、栃木県茂木町の「もてぎ」、群馬県川場村の「川場田園プラザ」、千葉県南房総市の「とみうら」、山口県萩市の「萩しーまーと」、愛媛県内子町の「内子フレッシュパークからり」)と、「重点・道の駅」に選定された35駅に対して、私から一つずつ認定書をお渡しました。いずれも地域の人たちが独自のアイデアを出し、特産の農産物やユニークな商品をつくり上げてきた先進的な取り組みです。リピーターも多く、地域の雇用創出、所得向上につながっています。


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交流会には全国から約500名が参加。それぞれの「道の駅」がブースを設け、地域独自の特産品や独自に開発したユニークな食品が並べられて熱心にPR。熱気と盛り上がりの中で、私も市町村長との懇談や試食をして回りました。


地方創生は、地域がどう生き抜いていくかを市町村長が先頭に立って考え、意欲的に取り組んでいくことが大事。今回認定された市町村長は、皆さん前向きでやる気にあふれています。モデル的な取り組みがさらに全国に広がっていくよう、しっかり支援していきます。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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