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5月8日、先月発生した熊本地震で深刻な被害を受けた、熊本県西原村、益城町、熊本市内を訪れ、被害状況を調査。また日置和彦西原村長、西村博則益城町長、蒲島郁夫熊本県知事と要請・懇談を行いました。現地では今も余震が続いており、この日も何度か余震があり、不安な状況が続いています。

西原村は九州の村のなかで唯一と言っていいほど、人口増加をしている村で、市町村経済指標ランキング(内閣府発表)で全国1位を誇る成長著しい村です。ここはちょうど布田川断層帯が通っていることもあり、家屋の損壊は激しく、そのほか、道路、橋、トンネルが崩壊し、村民の生活インフラを根こそぎ奪っています。仮設住宅がやっと着工したところですが、まず復旧が大切です。

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益城町でも、家屋の損壊が激しいうえに、今も約4500人の方々が、倒壊の恐れのある自宅に帰れずにいます。水道もまだ3割の世帯で回復しておらず、また漏水も心配されるなど、住民の方の不安はまだまだ解消されていません。西原・益城の両首長からそれぞれ話を伺いましたが、「これだけ甚大な被害を復活させるのは、国の特別措置等の財政支援、全面的支援が不可欠だ」との要望を受けました。

熊本市内では、健軍商店街で破損したアーケードを視察、商店街の理事長などから被害の状況を伺いました。約4割の店が営業を再開できず、アーケードの修復や売り上げの急落を危惧していました。そのあと、甚大な被害を被った熊本城に行きました。約400年前に加藤清正によって建てられた熊本城は、熊本県の文化と観光の大きな柱です。予想をはるかに超えたお城の損壊は、長年このお城に親しんできた地元市民に、はかり知れないショックを与えており、再建が急務です。

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そのあと、蒲島県知事と会い、被害の実情、今後の対応などについて懇談。知事からは「熊本の財政がやっと立ち直りかけていたこの時期に、今回の地震があったことは衝撃的だ。この被害に対して、国が財政措置などで支援する、というアナウンスをすることによって、不安に喘ぐ市民に安心感を与えて欲しい」との要望を受けました。

西原村、益城町、熊本市と、同じ地震でも、それぞれの地域にそれぞれ被害状況があり、それぞれに即した対応策が必要です。そうした実情に即した敏速な対応に全力をあげます。

このほか、被害のあった熊本空港を視察したほか、熊本港で給水やお風呂を提供して頑張っている海上保安庁の隊員を激励しました。

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憲法記念日 街頭280502.jpg

日本国憲法が施行されて69年。5月2日、都内で公明党憲法記念日街頭演説会を開催、山口代表、竹谷参院議員、高木(美)衆院議員らとともに出席しました。

現憲法はきわめてすぐれており、「国民主権主義」「基本的人権の尊重」「恒久平和主義」の憲法3原理を堅持していくことが重要。なかでも13条の「個人の尊重」が中核を成しています。私は、「基本的人権」「個人の尊重」の根底には「生命の尊重」「生命の尊厳」があることを主張。東日本大震災の復興構想会議議長の五百旗頭真氏が「災害が頻発するこの国で、防災・減災対策が国を挙げての最重要政策の一つに押し上げられることを望みたい」と言っていることを紹介。東日本大震災、熊本地震が発生し、首都直下地震や東海・東南海・南海地震が切迫している今、防災・減災を国を挙げての最重要政策とすべきことを訴えました。

そして首都直下地震では、建物の耐震化、公共施設や公共交通網の耐震強化、密集市街地の火災対策、地域での連携、防災教育等々、ハード・ソフト両面にわたっての強化対策に頑張ることを表明しました。


パートナーシップ会議280427.jpg4月27日、28日と、北海道の帯広に行き、道東活性化をめざしてのフォーラム、横山信一参議院議員の後援会発足式等に出席しました。フォーラム「ひがし北海道価値創造パートナーシップ会議」は、この度、閣議決定された「新たな北海道総合開発計画」の推進のために、オホーツク、釧路・根室、十勝の道東三圏域で活躍する若手経営者や、首長などが参加。地域づくり、人材づくりについて、それぞれの主張をしました。私はコメンテーターとして参加し、「地方創生には個性ある都市と都市が連携する連携革命が大切」「観光をはじめとして、人流・物流が増加する北海道をめざして頑張ろう」などの話をしました。

よこやま信一 280427.jpgそのあと、横山信一さんの「帯広後援会発足式」に出席して、約900名の参加者を前に、観光や港湾、道路整備など、これまでの取り組みについて、また北海道のポテンシャリティについて話をしました。今夏の参院選挙の勝利に向けての意気上がる会合となりました。

これに先立ち、幕別町にある「十勝ヒルズ」を視察――ここは「北海道ガーデン街道」と呼ばれる街道沿いにある、農と食のテーマパークです。そのあと、日本一の名産である長いも選別貯蔵施設・帯広川西農協に行って、長いも施設を視察し、組合の方からお話を伺いました。この地域からの長いもは、米国、台湾に輸出されていて、高い評価を受けています。

長いも工場 280426.jpgのサムネイル画像私もこれまで北海道は数多く行っておりますが、明治時代に依田勉三が開拓した帯広(「丈夫が 心定めし北の海 風吹かば吹け 浪立たば立て」の歌が名高い)は、今や「空気・水・お菓子の帯広」と言われており、他の北海道の地域にはない可能性を感じました。


酒田港②.jpgのサムネイル画像22日、山形県酒田市に行き、酒田港視察や国政報告会に参加しました。国政報告会は、庄内開発協議会主催で酒田市・鶴岡市など庄内全域から多くの方々が出席し、「前国土交通大臣 太田昭宏氏 国政報告会」と銘打って、開催されたもの。庄内の発展や参議院選挙・公明党勝利に向けて、意気上がる会合になりました。


国政報告会に先立ち、丸山至・酒田市長(庄内開発協議会会長)と酒田港を視察。酒田港は近年の東アジア、ロシアでの日本産乳幼児用紙おむつブームで輸出量が増加し、平成26年度は週2便であった国際定期コンテナの就航も昨年(平成27年度)は週6便となり、輸出量は2年連続で過去最高を更新。私は国土交通省とも連携を取り、コンテナクレーンやリーチスタッカーの増設などの港湾機能強化を推進。さらに国際クルーズ船の就航に向け、旅客船ターミナルの整備など、日本海側の国際拠点港として拡充策を図っています。

山形 国政報告会②.jpg国政報告会には、庄内の酒田市・鶴岡市の市長や有力者、各議員など約1300名が参加、大変な盛り上がりでした。私は「これからパナマ運河の拡張、北極海航路の拡大などで物流が増大する。日本海側に位置する酒田港は重要だ。また、長年念願の日本海沿岸東北自動車道の事業着手を決めさせていただいたが、早く開通するよう頑張りたい。災害対策や産業・経済の面からも宮城県石巻から山形県酒田を結ぶ"みちのくウエストライン"の整備も大切だ。庄内はより活性化するポテンシャルを持っている」と述べました。

また、会場で庄内開発協議会の新田嘉一・最高顧問(株式会社平田牧場・会長)、丸山至・会長(酒田市長)、榎本政規・副会長(鶴岡市長)等から「庄内地域の社会基盤の整備について――日沿道の建設促進、新庄酒田道路の整備促進」などの要望を受けました。終了後、新田嘉一・最高顧問、各市長、有力者の方々と懇談を行いました。

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平成28年熊本地震災害対策本部.jpg 20160417災害募金.jpg

16(土)、17(日)、18(月)の3日――。16日朝、党の「平成28年熊本地震災害対策本部」の緊急会合を開催。また、埼玉県所沢市での西田まこと(参院選予定候補=埼玉選挙区)参院幹事長の国政報告会に出席し、防災・減災対策に全力をあげると挨拶。

17日、東京都北区で行われた「平成28年熊本地震災害支援・北区民の会」の街頭募金活動に青年党員とともに参加。また、企業や現地とも連携をとり、毛布などの空輸について政府と連携、推進をしました。

また昨日は、兵庫県明石総支部(支部長=梅田宏希)の政経セミナー(参議院兵庫選挙区予定候補の伊藤たかえさんらが参加)に行き講演をするとともに、有力者との要請・懇談をしました。

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4月14日21時26分頃に発生した熊本地震は今も余震が続いていますが、前震や本震(16日1時25分頃)があり、これまでにない大きな不安を与えています。

2012年2月、党の「防災・減災ニューディール」を推進した私は、その後3年弱の国交大臣期間、「防災・減災・老朽化対策、メンテナンス・耐震化」を公共事業のメインストリームにしてきました。

「災害列島・日本」「脆弱国土・日本」ですが、とにかく今は、救命・救援に全力をあげます。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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