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「緑の防潮堤」に緑が育つ――。東日本大震災から11年となった昨日の3.11。コンクリートがそびえ立つ防潮堤ではなく、「盛土に植樹を」と力を入れたもの。昨年亡くなられた宮脇昭横浜国大名誉教授の指導のもと、岩沼市やボランティアの人たちとともに、私が国交大臣として植樹をしたのが2013年6月(写真(上))。育つのか心配していましたが、多くの方々の並々ならぬ協力によって立派に育っています(写真(下)は今年2月)。国交省としては「緑の防潮堤」のさらなる延長を計画しています。防潮堤は津波防災では必須のもの。しかし「コンクリートで海が見えない」等の問題があることも事実。当時、数十年〜百数十年に1度の「レベル1」と、東日本大震災級の数百年〜千年に1度の「レベル2」の基準を示し、かつ各市町村・住民の声を聞いて建設をしました。この「緑の防潮堤」もあれば、大津波に何度も襲われた宮古市田老では「14.7メートルの巨大防潮堤」、気仙沼では「浮力で立ち上がって高さを増すフラップゲート型」、釜石市では「海が見え漁業ができるよう防潮堤を止めて、道路のかさ上げと高台移転」を選択しました。全体では予定の94%が完成、「多重防御の町づくり」の思想で動いています。

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昨日出席した会合でも、黙祷を捧げました。未だ全国の避難者は38,139人。福島県では今春、帰宅困難地域の一部で避難指示が解除される予定ですが、住民の帰還が実現できない地域もあり、その進捗は不透明で、さらなる支援が必要です。「人間の復興」「心の復興」にさらに力を注いでいきます。


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暖かな日差しとなった26日、梅を見る集いに行きました。馥郁とした梅の香りに包まれて、来ていた人と楽しい懇談をしました。コロナ禍で例年のような甘酒が出たりする行事ではありませんが、毎年のように変わらず、梅は咲きます。

板橋区でOB議員の会合があり、一緒に戦った同志と、勉強と党勢拡大の決意を語り合いました。

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21日、「埼玉県建設業協会越谷支部の特別研修会」に参加、防災・減災・国土強靭化について講演をしました。共に出席した西田まこと参院議員が、東埼玉道路等の県内プロジェクトの推進状況を紹介。「道づくりはまちづくり、そして幸せづくりへ」と、埼玉の未来に向け熱意みなぎる話をしました。

脆弱国土を誰が守るか――。レベルの変わった大災害が頻発、激甚化している日本。私は「防災・減災」「流域治水」「道路等のインフラのストック効果」「首都直下地震の対策強化」などを述べるとともに、「公共工事の設計労務単価の10年連続引き上げ」を紹介しました。


20220218_134345.jpg新型コロナの感染がピークを打ったように言われますが、依然として警戒を緩めてはならない状況です。しかし一方、今後の経済・社会活動の再スタートの構えも求められています。3回目のワクチン接種の加速など、公明党が政府に対して政策要望の動きを強めています。特に3点の重要項目が、このほど実現することとなりました。


それは、①水際対策の緩和(現在原則停止している外国人の新規入国について、観光客を除くビジネス目的の短期滞在者、留学生・技能実習生らの入国を1日5000人に拡大。3月1日から) ②雇用調整助成金を延長(3月末までになっていたものを来年度以降も延長する) ③自衛隊の「大規模接種センター」について、東京・大阪ともに1日あたりの摂取人数を数千人大幅増とする)――です。メリハリのついた政策実現が今こそ大事です。

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コロナ禍のなか、29日、元大関・豪栄道(武隈親方)の断髪式が両国国技館で行われました。徹底した感染対策と行事縮小の断髪式となりました。私の地元・足立に境川部屋があり、長く親しい付き合いもあり、支援もいただきました。全勝優勝の喜びも共にしましたが、満身創痍のなか、歯を食いしばっての土俵生活であったことを思い起こします。多くの方々とお会いし、挨拶できました。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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