本日12月1日、朝5時から中央環状線内回りの中野長者橋付近の渋滞解消対策として「エスコートライト」の運用が始まりました。これは、11月7日に首都高速の渋滞解消・老朽化対策を視察した際に、首都高側と打ち合わせしたことです。
「エスコートライト」は、車が上り勾配で速度が落ちるのを防ぐための渋滞対策装置。2015年3月に中央環状線が全線開通し、都心環状線の渋滞は50%解消されました。しかし、中央環状線の交通量が増加し、朝夕、中央環状線内回りの中野長者橋付近で慢性的に渋滞が発生しています。この渋滞は、車が上り坂にさしかかった時に速度低下することが原因です。この速度低下を防ぐ対策として、路側に設置したライトの光を進行方向へ流れるように点灯させ、速度を維持させようというものです。実際に、3号渋谷線下り池尻付近に設置した「エスコートライト」によって、最大通過台数が約3%向上し、効果が出ています。
さらに渋滞解消に工夫をし、進めていきます。
19、20日の土日。地元では「小学校の周年行事」や「保育園フェスタ」「コンクリートの日体験まつり」「福祉施設のカーニバル」「特別養護老人ホームの秋まつり」「舞踊発表会」など多くの行事が行われました。
北区の赤羽西地区では「防災運動会」が地域の多くの方々が参加して行われました。地震体験や初期消火体験、給水車展示など通常の訓練だけでなく、消防車との綱引きや担架を使ったリレー、防災バケツリレーなどが競技として行われました。運動会といっても、競うのではなく和やかな雰囲気で行われ、多くの子どもたちや保護者の方々も、楽しみながら防災訓練に参加していました。災害時は地域のつながりが大切です。地域の方々が多く参加でき、とても工夫された防災訓練は大事だと思いました。
私も多くの方々と懇談しました。
衆院憲法審査会が17日、今年初めて開かれ、各党が意見表明を行いました。私も発言し、今後の審議は「政局にとらわれず、冷静かつ重厚な論議を行うべきだ」と主張しました。
私は2000年に開始された衆院憲法調査会に一貫して所属し、党では憲法調査会座長を務めてきました。公明党は現憲法は「優れた憲法」と認識し、憲法三原理を堅持しつつ、時代の進展とともに変化してきたものに対して、加える条文があれば加えるという「加憲」の立場です。
この日、私は「憲法を論ずるということは国を論ずることだ。21世紀の日本の国のかたち、日本人の哲学はどうあるべきかということを踏まえた重厚な論議を行うべきだ」と述べました。まさに落着いた、重厚な論議が必要です。
荒川下流域の堤防・水門の強化対策を推進――。私は荒川の水害対策に力を入れて来ましたが、14日、東京都足立区の荒川堤防の天端(てんば=堤防上部)や法尻(のりじり=堤防の外側の底の部分)の危機管理型ハード対策、さらに芝川、岩淵(東京都北区)の両水門の耐震化対策を視察しました。これには、竹谷とし子 参院議員、友利春久、中山信行(都議選予定候補=足立区)、大松あきら(都議選予定候補=北区)の各都議、うすい浩一足立区議(都議選予定候補=足立区)、青木ひろこ北区議が参加しました。
まず、足立区足立2丁目の天端・法尻の危機管理型ハード対策を行なっている現場に直行。昨年の鬼怒川堤防決壊の原因の一つは、堤防越水により法尻が削られたことです。荒川下流域は11年の国交省の緊急点検で、点検した左右両岸のうち75%にあたる33.7kmで強度や高さが不足し、対策が必要と判断されました。当時、私はすぐに国に対し、河川などの防災・減災対策の申し入れをしました。その後、私が国交大臣になり現在まで、堤防強化策を強力に推進して来ました。荒川下流域の天端・法尻の強化対策の最後の工事が今回の視察場所です。
次に芝川水門、岩淵水門(耐震化はすでに完了)の耐震化工事の現場に行き、耐震化対策を視察しました。首都直下地震の発生が台風など荒川上流の増水と重なれば、ゼロメートル地帯や地下鉄、地下街が多い東京の下町は複合災害で壊滅的な被害となる恐れがあります。北区にある岩淵水門は荒川上流の水が、隅田川に流入して洪水となるのを防ぐ、いわば東京下町を守るため"仁王立ち"する最重要の水門です。
耐震化工事は、地元だけでなく、首都東京の安全・安心にとって極めて重要です。岩淵水門は昨年の6月に耐震化工事が完了し、芝川水門は来年度中に耐震化工事が完了する予定です。
近年は雨の降り方が変わってきて、局地化、集中化、激甚化しています。「想定外」の結果を起こさないよう、あらゆる事態を想定しながら、命を守る防災・減災対策に万全の対策を打っていきます。