11月12、13日、北海道の札幌、岩見沢、石狩、厚田等に行き、視察、要望、懇談等を行いました。また、札幌市で行われた佐藤英道衆院議員の政経懇親会に出席し、あいさつをしました。
北海道はとくに、今夏、北海道史上はじめて3つの台風が上陸し、堤防決壊や越水などにより、農作物をはじめ鉄道、道路などに未曾有の被害を与えました。私は到着後真っ先に、甚大な被害を受けた、十勝地区農業協同組合長会の有塚利宣会長に被害の実情を伺い、要望を受けました。また、JR北海道の島田修社長や関係者からも話を聞きました。今回の災害は、明治以来、先人が営々と作り上げてきた畑の表土が流されるというかつてない状況で、有塚会長からは「地獄の底を見た」という言葉もありました。
私は被害が発生した直後から、関係者に被害状況を聞き、官邸や国交省をはじめとする関係各所に何度も働きかけ、河川、農地、鉄道、道路等の復旧のために、手を打ってきました。大切なことは、一刻も早く復旧の手を打つと同時に、今回のような豪雨が降ったとしても、二度と同じような被害が発生しないよう、再度災害防止策をしっかり講ずることです。これらのことを報告しましたが、有塚会長等から「北海道の私たちの状況を親身に考えてくれている」と、大変喜んでいただきました。引き続き手を打っていきます。
また、早期完成が望まれる道央圏連絡道路(国道337号)を視察。札幌の外環道というべきもので、これが完成すると、千歳、苫小牧から石狩湾新港への物流が飛躍的に向上します。
岩見沢では、稲津久衆院議員とICT農業の取り組みを聞き、また道央圏連絡道路と岩見沢市とのアクセス道路の陳情を、松野哲岩見沢市長、三好富士夫南幌町長、斎藤良彦長沼副町長から受けました。
翌13日は、石狩市で建設工事が進んでいる、道の駅「石狩あったか・あいろーど(仮称)」を視察しました。この道の駅は、私が国交大臣の時に認可したものですが、厚田村海沿いの中心地にできる絶好・設計の地にあり、観光や地域創生に大きな力となるものです。
北海道の振興のために、さらに頑張ります。
高速道路の渋滞解消・老朽化対策は急務――。7日、とくに注目される首都高速の渋滞・老朽化対策を、竹谷とし子参議院議員、長橋けい一(豊島区)、大松あきら(北区)、伊藤こういち(品川区)各都議会議員とともに視察を行いました。
まず、渋滞対策を行っている板橋・熊野町ジャンクション間の改良工事の現場に直行。2015年3月に中央環状線が全線開通し、都心環状線の渋滞は50%解消されましたが、板橋・熊野町ジャンクション間の交通量が増え渋滞が発生。これを解消するため、この間の車線を3車線から4車線に拡幅する工事が行われています。工事は交通を維持したままで行うために難工事ですが、新しいサンドイッチ工法を開発して挑んでいます。平成29年度中に開通する予定で、これにより中央環状線の機能が向上し、渋滞も緩和されると期待されます。
次に、1号羽田線の東品川桟橋・鮫洲埋立部の大規模な老朽化対策工事を視察しました。1号羽田線は昭和39年(1964年)の東京オリンピックに向けて、用地買収が必要のない海上部に建設されました。開通から53年が経っており、海上部の設置ということもあり老朽化がかなり進んでいます。2012年5月に公明党首都直下地震対策本部の本部長として視察し対策を進めましたが、さらなる対策として、約2キロにわたり架け替え工事が行われます。現在は海面すれすれにある道路を高架化し、腐食を少なくするとともにメンテナンスがしやすいよう改良されます。
2013年、私は国交大臣として「メンテナンス元年」と銘打ち、老朽化対策を推進してきましたが、着実に進められていることを目のあたりにしました。
渋滞のない大都市・東京を目指すとともに、老朽化対策を進め、安全・安心の街づくりにさらに力を入れます。
昨日30日、ついに訪日外国人旅行者数が今年2000万人を突破しました。歴史的なことです。「観光立国日本」を推進してきた私としては、本当にうれしいことです。
国交大臣となり、観光庁を所管してきた私ですが、最初の1年目、悲願の1000万人を達成。翌2014年には1341万人、そして昨年は1974万人。これが2か月を残して2000万人となり、今年は2400万人を超える勢いです。
日本に勢いがあること、円安だったこと、ビザ等の緩和を進めたこと、重要箇所のwifi環境を整えたこと、道路整備や標識も変えたこと、クルーズ船への対応に力を注いだこと、免税店を飛躍的に増加させたこと、日本の周遊ルートをつくったこと・・・・・・。海外に行って私自身、プロモーション活動を展開し、各国観光大臣と打ち合わせたこと。全てが実っての実績です。国際観光収支も大幅黒字、経済効果も大きく、地方創生への威力も甚大です。
党としても「観光立国推進本部」を軸に、さらに頑張ります。
都議選勝利へ党勢拡大――。26日、公明党荒川総支部(鈴木貫太郎総支部長=都議)の大会に出席、勝利への訴えをしました。これには、30日告示、11月6日投票の区長選で4選をめざす、党都本部推薦の西川太一郎区長が来賓として出席し挨拶。さらに、来年の都議選の予定候補の慶野信一党都本部青年局次長が力強く決意を表明しました。
公明党にとって都議選勝利は来年の最重要の戦い。私は、2020年の東京五輪・パラリンピックや、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年以降の将来を見据えた街づくりの重要性を指摘。訪日外国人旅行客(インバウンド)の増加や医療・介護の充実などに対応するため、「荒川は西川区長の下、子育て、安全の街づくり、中小企業支援など、東京の先駆を走ってきた。東京にとって最重要の四年。新しい東京のモデルを荒川からつくっていこう」と強調。さらに「庶民の気持ちが分かり、真正面からブレずに政策を進める公明党こそが結果を出せる」と、都議選勝利へ支援を訴えました。
また、慶野信一氏は「区民の皆さんが笑顔で暮らせる荒川をつくるために、最後まで走り抜く」と決意を述べました。