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「ついにこの日を迎えることができたこと、心より感謝いたします。ありがとうございます」――4日、京成本線荒川橋梁架け替え事業の起工式に出席、感謝の言葉を一言申し上げました。

京成本線荒川橋梁部は、荒川下流の堤防で、最も低くなっています。地盤沈下の影響で周辺の堤防より約3.7メートル低くなっており、2019年の東日本豪雨では、水かさが上がり、橋梁まで1.2メートルのところまで迫っている状況でした。洪水防止のために、橋梁・堤防のかさ上げは長年の念願でした。鉄道橋を上げるためには、周辺地域の土地の買収など、多くの課題がありましたが、地元の足立区、葛飾区を始めとする各区住民、京成電鉄、事業関係者の理解を得てこの日を迎えました。国交省の事業であり、2037年度の完成目指してのスタートとなりました。現在、荒川上流に2つの大きな遊水池を建設中で、荒川の安全に向けて大事な日となりました。公明党の山口那津男代表、斉藤鉄夫国土交通大臣、岡本三成、河西宏一両衆議院議員、都議・区議等が出席しました。

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「タイムライン防災」の更なる展開と充実を――。2日、「タイムライン防災・全国ネットワーク国民会議」の全国総会・シンポジウムが東京で開催され、三重県紀宝町の西田健町長(国民会議の議長)、大災害のあった熊本県・松岡隼人人吉市長、北海道滝川市の前田康吉市長、近藤やよい東京足立区長など43の市区町村が集い、防災の取り組みやタイムラインの課題と対策等について活発な意見交換を行いました。私は中心となっている松尾一郎東大客員教授、河田惠昭関西大特任教授などとともに出席、特別顧問として講演を行いました。

防災・減災には、ハザードマップ、タイムライン、マイタイムラインが不可欠。タイムラインは、2012年にニューヨークがハリケーンサンデーに襲われた際、5日前にはどうする、3日前、24時間前、12時間前にはどうするかを、行政・学校・鉄道等の交通・福祉施設・企業・町会などが連携することを時系列であらかじめ定めておくもの。球磨川の人吉市でも、このタイムラインのおかげでかなりの人が助かっています。2019年の東日本台風でも足立区の3万3千人の避難につながりました。2013年、当時国土交通大臣であった私が、このタイムラインを採用、全国の109の1級河川に適用・策定し、全国の地方自治体の協力を得て拡大・拡充されてきています。防災・減災には、備えが必要。さらに「正常性バイアス」が人間にはあり、「今まで大丈夫だったから」「まさかそんなことが起こらないだろう」として、「動かない」「動けない」ことになります。津波でも水害でも一瞬の遅れが命に関わります。常日頃から、タイムラインと「私はどう動く」というマイタイムラインを身に付けることが極めて重要となります。

今回の「タイムライン防災」の国民会議の会合は、三日間、全国の地方自治体、国交省や気象庁、消防庁が集まり実施したものです。タイムライン防災の更なる展開と拡大・充実が重要です。私は講演でもそのことを話しましたが、活発な視察・シンポジウム・意見交換のカンファレンスとなりました。

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11日、12日の両日、奄美大島で「公明党ティダ委員会」「新春政経懇話会」、鹿児島市で「新春政経懇話会」「大光会総会」に出席、地域の発展に向け新年のスタートを切りました。「ティダ」とは太陽。公明党は奄美群島の振興を目指し、「ティダ委員会」を結成、住民の声を聞き実現するために積極的に活動をしてきました。今回も奄美市を始め各市町村長が出席、今年で日本復帰70年を迎える奄美群島の発展に向けて意見交換をしました。2021年、奄美・沖縄が深い世界自然遺産に登録となりましたが、コロナ禍のため観光客が増えない状況でした。しかし、いよいよ今年は飛躍する勝負の年。「観光客を増やしたい」「交通費の関係で物価高が追い打ちをかけている」「人手不足が深刻」「太田国交大臣の時代に創設してもらった振興交付金の拡充と対象拡大を」など切実な要望が相次ぎました。委員長の浜地雅一衆議院議員等は丁寧に答え、要望の実現に向けて頑張ることを誓いました。地域、なかでも離島の諸課題は極めて切迫したものであり、離島振興に懸命に頑張ってきている公明党への期待は極めて大きいものがあります。頑張らなければなりません。

また、奄美でも鹿児島市でも「新春政経懇話会」が、知事、市長、市町村長、自民党の国会・県会等の議員、地域を担う有力者多数の出席を得て、盛大に行われました。4月の統一地方選挙の勝利に向けてのダッシュです。

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9日は成人の日。18歳から成人ということになりましたが、18歳の人は大学受験寸前、コロナ禍で間を空けた会場設定など様々な理由で、地元では「20歳の集い」として行われました。北区では同級生の語らいが出来るように展示会場などが設置され、また豊島区では盛大にオーケストラ演奏でお祝いしました。元気で荒波を乗り越える意欲ある若者が、未来に希望を持つ社会であることが最も重要なこと。豊島区では約3割が外国人の若者で、コロナ前の40%弱より減少しています。間違いなくコロナ禍の影響です。公明党が「若者支援党」として、子育て支援や給付型奨学金の拡充、最低賃金の引き上げなど、360度の若者全面支援策を次々と実現してることを、さらに進めたいと思います。

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4日、5日、いよいよ新年の行事が始まりました。東京北区の新年賀詞交換会、豊島区の賀詞交換会、各企業の新年会、公明党区議員団の打ち合わせ等・・・・・・。この3年、コロナ禍で苦しんできただけに、「今年こそ」「継続は力なり」「時代の変化に気づくものは、自らが変化するものだけである」など、今年は課題山積を突破する、ダッシュするなどの意欲がありました。変化を起こすためには、自らが先に変化する事は極めて重要。心したいものです。一方で、主催関係者のコロナ感染も目立ち、病院にも挨拶まわりをしましたが、「コロナとインフルエンザの両方があり、当院ではインフルは3割位ある」とのこと。円高・株安の幕開けもあり、「変化」を察知しつつ進まねばならないと思うスタートです。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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