6月30日に「あおり運転(妨害運転)罪」を創設した「改正道路交通法」が、また本日2日には、あおり運転による死傷事故に厳罰を科す「改正自動車運転処罰法」が施行されました。昨年大きな問題となった「あおり運転」を受けて、党として推進してきたものです。
「改正道路交通法」では、あおり運転となる違反行為については、他車への通行妨害を目的とした①急ブレーキ②車間距離を詰める③急な進路変更④不要なパッシングやハイビーム⑤執拗なクラクション⑥幅寄せや蛇行運転――など10類型を定めました。
罰則は、3年以下の懲役か50万円以下の罰金で、暴行罪(2年以下の懲役か30万円以下の罰金)よりも重いです。違反点数は即座に免許取り消しとなる25点で、欠格期間(免許を取得できない期間)が2年となります。高速道路上で相手の車を停車させるなど「著しい危険」を生じさせた場合は、懲役5年以下か罰金100万円以下で、違反点数35点、欠格期間3年に加重されます。
また、「改正自動車運転処罰法」では、危険運転致死傷罪の「危険運転」に、高速道路で車の走行を妨害するため、前方に止まったり距離を詰めたりして、停止・徐行させる行為を禁止。一般道でも被害者が一定の速度を出している場合、前方で停止したり距離を詰める行為を禁じました。危険運転には致死で1年以上20年以下、致傷で15年以下の懲役が科されます。
27日、「トキワ荘」の復元施設「豊島区トキワ荘マンガミュージアム開館式典」が行われ参加しました。「トキワ荘」は豊島区南長崎にあり、「鉄腕アトム」などの手塚治虫、「ドラえもん」などの藤子・F・不二雄、「天才バカボン」などの赤塚不二夫、「サイボーグ009」などの石ノ森章太郎等々、日本を代表する漫画家が次々住んだ伝説のアパート。2階建てで、狭い4畳半で仕事も寝起きもする当時の姿が復元され、共同の炊事場やギシギシ音のする階段まで再現。1階には、解体時に手塚さんが「リボンの騎士」や「自画像」を描いた天井板、雑誌「漫画少年」の現物など、多くの重要なものが展示されています。
式典では、漫画家の里中満智子さん、住んでいた水野英子さん等から「今は日本のマンガアニメは世界に誇るものとなったが、当時は、子どもには愛されても漫画は教育に悪い、頭が悪くなるなどと酷評されていた」「漫画家になるなどと言ったら正気を取り戻せと言われた」「ハッピーエンドが漫画と言われた時代が続いたが、日本では社会の不条理を突いて、どう生き抜くか、アンハッピーのように思われても負けないで生きる姿を描くような挑戦姿勢が、日本のマンガアニメ文化の変革をもたらし、評価されるようになった」など、感動的な話がありました。
コロナ禍のなか、どんな時代も、文化・芸術・スポーツは人間のものです。
26日、地元北区において、東京都議会議員補欠選挙が始まり、自民党公認、公明党推薦のやまだ加奈子候補の出陣式に駆けつけました。これには自由民主党から西村康稔経済再生担当大臣、鴨下一郎東京都連会長、高木けい衆院議員、公明党からは岡本三成衆院議員、大松あきら都議会議員をはじめとして、自由民主党の国会議員、地元北区の自公両党の区議会議員も駆けつけました。
やまだ加奈子候補は北区生まれ北区育ちで、北区議会議員として13年間(4期)務め、区議会議長も経験。地域の皆様に愛され、仕事をしてきました。子育てをしながら、学校の役員等も率先して行ってきた明るく行動的な人です。
私は北区王子で行われた出陣式で「大変なコロナ禍――。家計支援、企業・事業主支援、医療体制の整備、資金繰り対策など、今やるべき課題は山積している。即戦力、現場のわかる経験豊富な議員が大切だ」と、やまだ加奈子候補への支援を訴えました。