10月23日は慶応から明治に改元されて150年。政府主催の「明治150年記念式典」が憲政記念館で行われ、出席をしました。この改元の記念日に合わせ、神奈川県大磯にある「明治記念館大磯邸園」が一般公開されています(12月24日まで)。大磯は伊藤博文や大隈重信をはじめ、明治政界の大物が別荘や邸宅を構え、「明治政界の奥座敷」と呼ばれていました。明治維新から150年にあたる本年、政府はこれらの歴史的建造物や緑地を一体的に保存・活用するため整備を進め、このほど公開となったものです。
先日大磯に行き、大隈重信邸や陸奥宗光邸などを、実際に建物の中に入って見ることができました。大隈公の肉声演説や大日本国帝国憲法、掛軸などのほか、日本庭園、応接室、食堂や五右衛門風呂など、歴史的遺産と生活感を感じることができました。
また、私の地元北区にある「古河庭園」は元々、陸奥宗光邸だったこと(陸奥の次男が古河電工の古河家に養子になった)もあり、大磯にある陸奥邸と密接に関係することがわかり、大変興味深い思いがしました。
臨時国会が24日、開幕しました。会期は12月10日までの48日間。しっかりした論戦を展開します。
大切なことは、まず、補正予算を早期に成立させることです。補正予算の中身は、今年相次いだ自然災害からの復旧・復興への取り組みです。河川の強化や土砂崩れ対策、学校のエアコン設置や危険なブロック塀への対応を急ぐための予算です。また、法案では、外国人労働者の受け入れの入管法改正や、中央省庁の障がい者雇用水増し問題等から発する障がい者雇用対策、水道法、風力発電を促す法案などが焦点です。
どこまでも直面する課題について生活者目線で取り組みます。あわせて、来年度の消費税上げについての準備等をはじめとする税制改正にも取り組んでいきます。
また私は、懲罰委員会と情報監視審査会に所属し、今日は情報監視審査会が開かれました。
10月12、13日、北海道に行き、「北海道胆振東部地震」の被災地を視察・調査。また、佐藤英道衆院議員の政経セミナーに出席しました。これには若松謙維参院議員(来年の参院選予定候補)、秋元克広・札幌市長等が参加しました。
今回の地震で液状化が発生した札幌市清田区――。激しい地盤沈下に伴い、住宅や道路が陥没したほか、上下水道も破損。従来の液状化とは違い、地下水や川など、この地域独特の要因が加わって引き起こされたもので、被災メカニズムをよく精査したうえでの復旧策が必要です。まず何よりも、被災した住民の住まいと生活の支援。そして、地盤の広範囲にわたる再生・整備の具体策が重要であり、同行した吉岡亨札幌市副市長とも打ち合わせをしました。
また政経セミナーに先立ち、秋元克広市長の案内を受けて、札幌のオリンピックミュージアムと大倉山ジャンプ競技場を視察しました。札幌市は、1972年以来の「冬季オリンピック・パラリンピック」の開催地を目指しています。それまでに新幹線の札幌延伸、アンビシャス道路(高速)の完成、北海道の空港のコンセッションなどを行い、観光と食料を軸とした「世界の北海道」へ向けての発進です。