23日、水害対策の「流域治水法案」が衆院本会議で審議入りし、党を代表して岡本みつなり衆院議員が質問に立ちました。
近年、気候変動の影響により全国各地で水害が激甚化・頻発化しており、河川の浸水被害の総合対策をいっそう強化する必要性から、今回の法案を提出したもの。新たなスキームとして、特定都市河川等の指定、流域災害対策計画の策定、計画に基づく雨水貯留浸透施設の整備などの具体的措置ならびに規制措置を定めたものです。
治水で大事なことは、水系の流域全体にわたって、ハードでは「堤防を強化する」「川底を掘る」「川幅を広げる」「遊水池・調節地をつくる」「ダムをつくる」等を組み合わせ、ソフトでは「ハザードマップ」「タイムライン」「マイタイムライン」を地域・自治体と連携をとって行うものです。昨今では「命の山である高台をつくる」ことにも力を入れています。
風水害が頻発する日本ですが、安全・安心の日本をつくるよう頑張ります。
豊島区巣鴨に「徳川慶喜・屋敷跡の碑」ミニパークが完成――。20日、岡本みつなり衆院議員とともに現地を視察、中村安次商店会会長と懇談をしました。ここは、徳川幕府15代将軍・徳川慶喜が明治30年から4年間住んだ地。現在の17号に面したところに門があり、広い屋敷がありました。今回、慶喜の碑をリニューアルオープン、さらに道路沿いにミニパークをつくり、水戸にちなんで、偕楽園からの梅の苗木が植えられました。この日も、道行く人が足を止め、碑文を読んでいる姿が見られました。
現在、NHK大河ドラマ「青天を衝け」で、渋沢栄一と徳川慶喜の出会いの場面がちょうど放映されていますが、渋沢栄一を最初に引き上げてくれた重要人物が徳川慶喜です。渋沢栄一が終の棲家とした北区飛鳥山と、巣鴨は大変近いところにあり、因縁を感じさせるミニパークです。
困窮している子育て家庭へ子ども1人当たり5万円の給付金――。16日朝の政府関係閣僚会議で、公明党が強く要請してきた支援策が決定しました。昨日15日も、党として菅義偉総理大臣に申し入れをしたものです。児童扶養手当などを受給している低所得のひとり親家庭と、住民税非課税の子育て家庭に対して、子どもの人数に応じて1人当たり5万円の給付金を支給するものです。このほか、収入が減少した人が生活費を借りることができる「緊急小口資金」と「総合支援資金」について、今月末の申請期限を6月末まで延長することも決定しました。
首都圏では緊急事態宣言が長引き、非正規労働者や、ひとり親家庭を含む子育て家庭など生活困窮者に対するダメージが大きいという現状にあります。あわせて、ひとり親家庭の自立支援強化、無利子の特例貸し付けを延長、雇用支援強化へ職業訓練充実、女性の貧困問題の実態把握などを強く要望しています。
高速道路の暫定2車線区間の4車線化進む――。5日、国土交通省から、全国の高規格道路(高速道路)で暫定2車線区間の4車線化に向けた発表がありました。現在、高規格道路の約4割が暫定2車線となっており今回、常磐道や東九州道など14か所の4車線化が決定。発表直後から全国から喜びの声が寄せられています。
暫定2車線とは、4車線の予定で土地買収も行われているにもかかわらず、両側で2車線に止まっている道路。全国から「本来の4車線化を早く」と望まれている状況です。世界から見ても日本のように、暫定2車線という道路がこんなに平然と行われている国はほとんどありません。韓国でも暫定2車線の高速道路はそもそも存在せず、なんと12%が片側だけで4車線となっています。
東日本大震災後2015年3月に、常磐道が全線開通した祝賀会で、立谷秀清相馬市長が「(2車線ではなく)早く4車線に」と叫んでいたことは印象的で、当時国交大臣であった私は「重く受け止める」と発言していました。今年の2月13日に東北地方を襲った地震(最大震度6強)で、常磐道に土砂崩れが起こりました。もし4車線になっていれば、もっと早く凌げたと言われています。
さらに全国で4車線化が進むよういっそうの取り組みが必要です。