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マレーシアに引き続き、14日から16日までカンボジアを訪問しました。


カンボジアは成長著しい大の親日国。我が国は最大の支援国です。


フン・セン首相、トラム公共事業運輸大臣、タオン観光大臣、マオ民間航空庁長官と連続して会談を行いました。


フン・セン首相とは、2国間関係全般について幅広く意見交換しました。はじめに「政治的・経済的に大変苦しい時には日本にいつも助けていただいた」と心からの謝意が述べられました。個別の分野では、とくに友好の象徴である「日本橋」の改修などの協力を引き続き求められました。また、今秋の2国間の直行便の開設は、2国間関係の強化に向け大きな意義があるとの認識で一致しました。さらに、70年代後半のポル・ポト政権の大虐殺、内戦、その後の市場経済への移行に伴う国内外の調整など、現在の発展に至るまでの数々の苦難についても、じっくりと話を伺うことができました。

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閣僚との会談では、インフラ整備の推進や自動車検査登録システムの改善、航空管制の高度化、観光交流促進などについて議論を行い、交通インフラ、航空、観光の3分野で、今後の協力関係強化に関する協議議事録に署名しました。


現在ODAで日本が建設しているネアックルン橋の工事現場を猛烈な暑さのなか視察しました(現在、1号線は国道でありながら、メコン河を渡る橋がなく、フェリーでは7時間待たされることもあります)。これは、メコン河の水深25mの軟弱地盤に全長5.4kmの橋梁と道路を建設する巨大工事で、日本の優れた技術が活用されています。


また、アンコール遺跡群も訪問し、観光大臣と懇談しました。カンボジアは観光に力を入れ、日本人の受け入れのため、380人の日本語ガイドを配置するほどの力の入れようです。上智大学、早稲田大学などの日本関係者が施設の修復・保全に協力しており、その貢献に感動しました。


国土交通大臣がカンボジアを訪問するのは初めてのこと。次から次へと要望を受け、期待の大きさを実感しました。

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8月13日、14日にマレーシアを訪問し、マレーシア・シンガポール間の高速鉄道計画や道路行政などにおける協力について関係閣僚等と会談しました。


マレーシアは2020年に先進国入りをめざし、発展著しい親日の重要な国です。


高速鉄道について、13日には、リオ運輸大臣、ワヒド首相府大臣と、14日は、サイド・ハミド陸上公共交通委員会議長と会談しました。


とくに、直接的に計画を担当しているワヒド大臣とサイド・ハミド議長とは、関係企業も伴って会談を行い、日本の新幹線が安全で技術水準がきわめて高いこと、そして官民一体となって取り組んでいる姿勢を示し、我が国の意気込みを伝えることができました。また、ファイナンスや人材などについての日本側の支援体制に対するマレーシア政府の理解を深めることができました。


道路関係については、14日、ファディラ公共事業大臣と会談しました。次世代のETC導入に関する相互協力、老朽化が進むインフラの維持管理など、道路分野全般の協力関係を促進することで一致しました。

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8月6日と7日の二日間、「子ども霞が関見学デー」が行われ、国土交通省でも、ショベルカーをはじめさまざまな展示コーナーが夏休み中の多くの子どもたちで賑わいました。7日には「国土交通大臣とおはなししよう」という場を開催。大臣室に13人の小中学生(遠くは仙台市や新潟県見附市、奈良県橿原市から参加)とその保護者の方をお招きして懇談しました。


大臣室にある日本の立体地図を使って地震や津波の仕組みなどを説明し、国土交通省の仕事内容を子どもたちに紹介。「大臣への質問コーナー」になると、元気よく一斉に手が挙がりました。


「大臣になって一番大変だったことは何ですか」「僕は鉄道が好きですが、大臣は小学生の時は何が好きでしたか。」といったことから、「海で船が迷子になったらどうすればいいのですか」「家族で出かけることが多いので、高速道路の料金がもっと安くなればうれしいです」「羽田空港はこれからどうなりますか」「道路をつくる時に木を切ったりすると、自然破壊になりませんか」「道路や空港などをつくるためのお金はいくらぐらいですか」「これから東北の復興をどう進めますか」「僕は群馬県前橋市から来ましたが、八ツ場ダムはいつ完成しますか」など、幅広い質問が続きました。


乗り物などを通じて国土交通省の仕事は子どもたちにも身近で関心が深いようです。陸海空にわたる幅広い国土交通省の仕事や行政の仕組みについて、理解を深めてもらういい機会になったと思います。元気な子どもたちと楽しいふれあいができました。


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8月5日と6日、青森県と宮城県に行き、知事、市町村長と会談したほか、災害復旧・復興の進捗状況を視察しました。


5日はまず、青森県の岩木川で昨年9月の台風18号による洪水現場を視察。周辺の住宅やリンゴ畑で浸水被害が発生したため、堤防のかさ上げ工事を実施したところです。最近は東北でも台風被害が続いており、流域の3市町長から上流のダム建設など流域全体での治水対策強化の要請を受けました。


その後青森市内に入り、三村申吾知事、鹿内博市長とそれぞれ会談。地域の課題について要請を受けました。青森市はコンパクトシティに向けて先駆的な取り組みを行っている都市。クルーズ船の寄港も増え、観光のポテンシャルもあります。市長とは地方の創生に向けた取り組みについて懇談しました。


6日は宮城県の女川町の須田善明町長、石巻市の亀山紘市長から説明を受けながら、復興に向けた住宅、まちづくりの状況を視察。私は震災直後から何度も訪問してきた地域です。


女川町では、震災から1か月後に訪れた時は壊滅的な被害を目の当たりにしましたが、今では町の高台移転地の工事が急ピッチで進んでいます。今年4月には200戸入居の新しい災害公営住宅が完成。明るい表情の入居者の方々と懇談しました。石巻市でも災害公営住宅の建設が進み、新蛇田地区では大規模な宅地造成工事が着々と進んでいます。


道路などの基幹インフラは進んでいるが、住宅・まちづくりが遅れている――ずっとそう言われてきましたが、住宅・まちづくりも用地取得などの関係で若干の遅れはあるものの、ほぼ計画どおりに工事が進んでいることが確認できました。
村井嘉浩知事とも、復興全般にわたって意見交換をしました。

 
この猛暑の中、今なお多くの方が条件の厳しい仮設住宅に住まわれており、災害公営住宅など安心できる住まいの確保は何より急がれます。1日でも早く復興を実感していただけるよう、これからもしっかり取り組んでいきます。

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四国は豪雨、東京では猛暑。災害列島日本、脆弱国土日本への対策、防災・減災・老朽化対策は急務です。とくに雨も集中化、激甚化、局地化しています。


「言うまいと思えど今日の暑さかな」――。「暑い」が挨拶となった2日、3日の土日は、夏の行事の最大のヤマ場となりました。町会・自治会・商店街などの納涼祭、校区あげての子ども祭り、とくに祭礼で地元は一日中、気合のこもった活気にあふれました。豊島5丁目団地では、自治会結成40周年を祝う団地祭が行われました。挨拶、懇談・・・。朝から夜まで歩きました。

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プロフィール

太田あきひろ

太田あきひろ(昭宏)
昭和20年10月6日、愛知県生まれ。京都大学大学院修士課程修了、元国会担当政治記者、京大時代は相撲部主将。

93年に衆議院議員当選以来、衆議院予算委・商工委・建設委・議院運営委の各理事、教育改革国民会議オブザーバー等を歴任。前公明党代表、前党全国議員団会議議長、元国土交通大臣、元水循環政策担当大臣。

現在、党常任顧問。

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