15、16、17日の3連休、スポーツ行事や各地域でお祭りが盛大に行われました。
17日は敬老の日。敬老の日祝賀の会にも参加しましたが、103歳の方をはじめ、多くのお年寄りにお会いしました。
今年は"団塊の世代"が65歳を迎え始めた年で、65歳以上の高齢者が総人口の24%、初めて3000万人を超えました。一方、社会の支え手となる現役世代は、少子化の影響で減少が続いています。
そうした中でも安心して暮らせる高齢社会を築くためにも、年金や医療、介護といった社会保障制度の安定と充実が不可欠です。「介護」は多くの方が特養施設などの待機を余儀なくされているのが現状。施設の拡充や働く職員の待遇改善などに努力をしてきましたが、更なる幅広い支援が大切となります。
高齢社会に向けて、白内障手術の保険適用やバリアフリー化の推進、成年後見制度なども進めてきましたが、元気で長生きできる「幸齢社会」を目指し、更に頑張ります。
今日は、私が地元の皆さまと共に長年取り組んできた課題が、大きく解決へ前進しましたので、ご報告させていただきます。
足立区小台方面から田端駅へ通じる都道白山小台線に、JR東北本線と交差する「第2下田端踏切およびガード」があります。この都道は、田端駅や商店街に近く、通勤・通学や買い物などの歩行者・自転車が多く行き交います。しかし、前後区間では両側それぞれ幅3メートルある歩道が、踏切とガードによって1.3メートルと極端に狭くなっているため、通行やすれ違いに不便。時には、車道に出る歩行者や自転車もあり、路線バスなどの通行に支障を来し、渋滞や接触を引き起こしてきました。現在、この第2下田端踏切およびガードの拡幅工事が行われていますが、ついに9日、鉄道高架の橋桁を、新しく幅の広い橋桁に架け替える、最大の工事が行われました。午前2時ごろから明け方にかけ、電車や周辺道路を停止・通行止めし、真夜中にもかかわらず多くの関係者が見守る中、工事の大きなヤマを無事に越えることができたわけです。
このガードは、なんとか拡幅ができないものかと、地元・北区東田端の皆さまをはじめ、多くの方々が尽力してきました。4745筆もの署名を区に届け、2002年(平成14年)には北区議会が拡幅に関する陳情書を採択し、都やJR東日本に提出しています。しかし事態は、なかなか動きませんでした。なぜかといえば、一つには、東京都・JR・国交省の道路担当部局が、三すくみになっていたからです。そして、もう一つの原因は、工事の技術的な問題です。
「いったい、どこに、何を言ったらよいのか分からない」
「何が一番、大変なのかが、よく分からない」
こうした地元の皆さまのお声を受け、私が衆議院予算委員会で、この問題を取り上げたのは2005年2月25日。私は写真を示しながら拡幅を求め、国土交通大臣が取り組むことを約束したことから、ただちに3月8日には、国土交通省道路局長や都の担当者などの視察が実現。20年以上にわたる積年の課題であった拡幅は、ようやく具体化へ向けて前進が開始されました。そして、このたび工事が最大の難所を越えたことは、とてもうれしいことです。さっそく9日、地元の皆さまの喜びの声を伺い、取り組んでよかったと私も大変に感激しました。これによって、ガード部の歩道は、かつての幅1.3メートルから、両側とも3メートルへと、実に倍以上に広がります。地元の皆さまの長年のご努力、そして、工事に関係する方々に感謝申し上げると共に、完成までの無事故を心より祈るものです。
9月1日と2日、全国各地で防災訓練が行われましたが、東京・北区では2日、急に雨が降る不安定な天候でしたが、各町会・自治会で、工夫された防災訓練が行われました。
首都直下地震が30年間で70%の可能性と指摘され、先日は南海トラフの巨大地震(M9級)が発生した場合、最悪で32万人の死者、倒壊・消失建物が238万棟、1015平方キロメートルが浸水という被害想定を内閣府が発表したばかり。
しかし、「対策をとれば被害は間違いなく減らすことができる」とも言っています。私が主張している「防災・減災ニューディール」「震度7を想定した全ての総点検」「自助・共助・公助とともに近助が大切」「密集市街地を考え、まず消防バイクやスタンドパイプを」――などを急がねばなりません。
2日の防災訓練では、身近な「煙への対応」「消火器やAEDの使用」「車イスの使い方」「備蓄」をはじめ、「倒壊した建物からの救助」など工夫をこらして行われました。
「災害は現場」「災害対策は実務」、そして「緊急時は日頃からの訓練をしておいたことしかできない」など、まさに自助・共助・近助が重要です。私は党首都直下地震対策本部の総合本部長で、政府にも数々の現場に基づく提言を行ってきました。さらに頑張ります。
30日、北区の企業経営者をはじめとする有志でつくる「北陽会 懇親の夕べ」が多くの方のご参加をいただき行われました。私にとって、この日で前回衆院選から3年――。歯を食いしばる3年でしたし、だらしのない政治を歯ぎしりする思いで見てきた3年でした。この間、真心より支えていただいた方々の集いでした。感謝の気持ちでいっぱいです。込みあげるものがありました。本当に多くの方々のご支援のおかげで捲土重来を期す今の私があります。
「外交問題の噴出」「景気・経済の低迷」「社会保障の不安」「大地震の脅威」――日本は今、壊れはじめている。底が抜けるような深刻な状況に直面しています。これらをもたらしたのは、マニフェスト総崩れ、無策と無責任の民主党政権であり、いまや再建しようとする意志すら見えません。国難に対処すべき時に、何をやろうとしているかわからない、ハンドルを握っていません。「日本再建に全力をあげる。今やらなければ......」――私はそう訴えました。頑張ります。
こんにちは、太田あきひろです。
猛暑が続きますが、「どうなっているんだ。政治は。国をしっかりさせてよ」――現在の対話でまず出る言葉です。
今日23日、都内で東京都本部の政経懇話会が行われましたが、そこで私が発言したこと。それは「太田さん、何とかしてください。どういう国にするか方向を示してくれ」と言われることがありますが、今やるべきことは明確。それは外交の再建が急務であるとともに、「景気・経済がリーマン・ショック後よりも厳しく、企業の基礎体力も含めて根本的に崩れかけてきている」「高齢社会が進むなかで社会保障は大丈夫か」「首都直下地震がきて大丈夫なのか」――という3つの崩れ、3つの不安を中長期的(一過性でなく)に、建て直すことです。現場を踏まえないビジョンを机上でつくっている場面ではない。切迫した、日本の底が抜けたかのような深刻な問題を中長期的に建て直す、再建へのダッシュが大事なことだと思います。
「景気・経済の再建」は私自身ずっと強調していることです。この3年間の民主党の経済無策・デフレ脱却への意思の欠如は「普天間」同様、本当に取り返しのつかないことだと思います。私は(1)金融政策(2)財政政策(3)産業支援政策――を総動員せよ。財政政策は「防災・減災ニューディール」「再生エネルギー」「介護をはじめとする社会保障」の3つを柱にせよ。その活性化によって雇用をつくれ――と主張しています。日本再建に向けて、全力で頑張ります。